2014年1月25日土曜日

神Tpソロとシカゴ響的爽快ブラスのマーラー5番 - 冨平恭平&オーケストラ ハモン

 ほぼ終日の曇り、最低マイナス3度台、最高9度台とほぼ平年、この週末は学生が試験期間中で相手をしてくれないこともあって練習予定無く、朝ゆっくりしてからコンサートへ。

 川崎に出て聴いたのはいつも感動を与えてくれるアマオケによるマーラー、以前聴いたこのコンビの3番は、同曲実演史上最高レベルの感動度だったので、今回の5番も期待大です。

1月25日(土) ミューザ川崎
 冨平恭平指揮オーケストラ ハモン ワーグナー パルジファル、第1幕前奏と聖金曜日の音楽、マーラー Sym5番
 オケは対向配置、左手奥の弦バスは昨夜のサンクトペテルブルクフィルよりずっと多い本数(11本?)、Hrは右手、TbとTb、ClとFgが左右逆なのはこれまでと同じ、前半はパルジファル、それらしい雰囲気が出ていたのは弦や木管の安定度の証左か、あと聖金曜日前半のTp,Tbの分厚い響きが見事。
 後半マーラーではHrが6本に増加、Tpソロは朗々とふくよかな強奏に加えて弱音のハイトーンも柔らかにこなすなどほぼ神、Hrソロも見事でTbトップもいい音色、冨平氏の指揮は第3楽章に何度もぎょっとする遅さになったのが印象的で、コーダ最初のバスドラなぞ間違えたかと思った程、一方第4楽章はあっさり、でもラスト1音やけに長め、そして終楽章、Tpは4本ともソリッドな響きで、ffのフレーズでは常にアタックからバッチリ最強音、とシカゴ響を思わせる吹きっぷり、終盤はTbと併せで感動モノの響きでした。アンコールは無し。

 この後、品川へ移動して観劇、それについてはまた次の記事で。

 明日はテミルカーノフ祭第2日、展覧会です!

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