2014年3月17日月曜日

シャイー&ゲヴァントハウスのショスタコーヴィチ5番

 昨夜は月が美しく、今朝は軽く冷え込み-0.3度、ぼんやりと晴れた日中は最高16度台と連日の春の陽気、目の痒さぼちぼち、くしゃみ時々。

 夜は東京に出てコンサート、シャイー&ゲヴァントハウス管の初日、メインはショスタコ5番です。

 5年前の初来日と比べて値段が倍以上になった、と何度もこの日記でぼやいている割には、結局2公演も買ってしまった自分が情けない限り。

 シャイーのショスタコって小曲は一杯やってるイメージはあるけれど、交響曲は余り印象が無く、その意味注目です。

3月17日(月) オペラシティ
 リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 メンデルスゾーン ルイ・ブラス、ベートーヴェン PC5番、ショスタコーヴィチ Sym5番
 オケは対向配置、最初はメンデルスゾーン、ブロムシュテットとのコンビでは渋めに聴こえた弦が鮮烈な響き、続くベートーヴェンではHrを含めた木管の響きの同質性が見事、そしてティンパニのキレよい打ち込みが印象的、ソリストはかなりお年を召した感じのネルソン・フレイレ、長丁場ゆえかアンコールは無し。ベテランと云えばコンマスもご年配で細かいパッセージの音程がやや不正確でした。
 後半お目当てショスタコ、Hrはアシ無し4本、3階R2列からはステージ右側の他のブラス陣見えず(涙)Tpのアシの有無は不明、シャイーは悠然としたテンポで熱過ぎずクール過ぎず丁寧な表情付け、第1楽章第2主題の細かい表情が印象的、あと展開部の行進曲、第1主題をTpがファンファーレ風に高らかに吹き鳴らす部分、ffだったのは最初の2,3小節だけでその後はTpの音量ガタ落ち、解釈かトラブルかは不明、また巨漢禿頭のHrトップが凄腕、第1楽章頂点で筆頭になってバリバリ吹いた直後でもソロは完璧、第2楽章は弦の分厚さとHrのファンファーレ風パッセージ前のタメが印象的、第3楽章は頂点でテンポをぐっと落としてやや劇的、終楽章はゆっくり始まり、加速も極めて少しずつ(楽譜に忠実?)、再現部からコーダへも先日のペトレンコに匹敵するくらいの遅さ、案の定Tpはやや迫力不足、と思ったらセーブしていたのかハイトーンだけがっつり、しかもクレッシェンド!勿論ティンパニを筆頭にドラム類の打ち込みも激しく大団円、アンコールは当然"タヒチ・トロット"と思ったらさにあらず、何とアンコール無し(涙)。

 2週連続して最近少ない遅ーいコーダを楽しみました。オスロフィルとのショスタコ対決はブラスが互角、弦セクションの差でゲヴァントハウスに軍配、ただアンコール込みで考えると満足度は同程度でした。

 この両オケ、次はマーラー対決です!

0 件のコメント:

コメントを投稿