2014年3月9日日曜日

インバル&都響の8番みたび

 朝の最低-2.5度とそこそこ冷え込み、曇り時々晴れの日中は余り上がらず最高10度弱、3月になって以降、部屋の温度はずっと10度前後と低い値を推移してます。

 早朝東京に出て午前練習、午後コンサートと典型的休日、コート近くの梅林公園では元々あった白い梅が満開に近く、後で植えた紅梅が咲き始めでした。

 久々にトレーニングと練習をみっちりやったせいか、練習中に既に内腿が筋肉痛に、情けない限り、そういや2月の週末は雨と雪でまともにテニスやっていない…。

 筋肉痛でよたよた歩きになりつつ、午後は池袋へ、インバル&都響のマーラーチクルス、8番です。

 元よりこの新チクルス、このコンビで未聴だった7番を除き、大体は以前聴いているため(1、5番は気のせいかも)、国内オケの自分の基準額2000円で入手出来なかったら参戦しないと決めていました。

 よって当初の参戦期待値は5割程度、特に8番はチケット代バカ高設定のため最初から予定無し、だったのに奇特な知人からの頂きチケットでの急遽参戦、次回の9番は2000円席入手済なので、結局は2番以外の全てに参戦する羽目に、うち半分は無償でいただいたチケット、げに有難きは心優しき隣人也。

 しかも今回貰った席は2階センター前方のS席!とプロ公演ではほぼ座ったことの無い席位置、見渡せば会場はほぼ満席です。

 このコンビの8番は3度目、ただホールは新宿文化、東京文化と全て違います、前回は5年前、クライマックスが豪快に鳴ったことは覚えています。

3月9日(日) みなとみらいホール
 エリアフ・インバル指揮都響 マーラー Sym8番
 本隊ブラスはHr8、Tp,Tb各4、左袖のハープ4本が壮観!少年少女合唱(約70人)は白い僧衣に身を包み舞台後方のひな壇、独唱者はPブロック最前列、男声合唱(約60×2)はそれを囲んでPブロック全体、女声合唱(約60×2)はLA、RA両ブロック、インバルは第1部冒頭からぐいぐい速めのテンポ、そのせいか全体に乱れが散見、弦はいつもの如くエッジを効かせてメリハリある表現で特に低弦が豊か、ブラスではHrがソリッドで出色の鳴り、Tbもかなり分厚く、Tpは第1部やや不調でしたが第2部では調子が上がってラストは豪快、第1部の後、インバルは一旦退場(今回のチクルスでの恒例?)してオケ音合わせ、第2部序盤のダイナミックさや中盤のHpをバックに弦が歌う場所の大人しさは前回と同じ、栄光の聖母は2階RDブロック、バンダは2階センターからは見えない位置(3階センター?)のため音が反響でしか届かず、第1部のクライマックスはやや物足りず、それでも第2部のラストは相当吹いていて(推定)特にハイトーンの朗々度は史上最強レベル、加えて本隊ブラスの鳴りとオルガンの音量は前回を上回り、合唱はそれなりながら、同曲で最も燃焼度の高い結尾でした。

 途中ハプニングもありましたが、終わりよければ全てよし、前回の同曲との比較では、基本的な解釈は同じ、完成度は落ちる反面、ラストの燃焼度では上回る、と感じました、が当時の日記を読み返してみると、驚く程同じ印象を書いてます(しかもよりコンパクトに!)、忘れてるだけか…。

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