まずまず晴れて最高28度台と真夏日に迫る陽気、夜は東京に出てコンサート、その足で夜行バスで帰省し、父の四十九日法要へ。
サントリーで聴いたのは広上&N響のマーラー4番、心優しき知人からの頂き物です。
とは言え4番は苦手科目なので普通は参戦しないのですが、まず広上淳一は以前から気になっているのに、聴くチャンスに恵まれなかった(たぶんマーラーはほぼ4番だけ、R.シュトラウスも前プロ向きの短い交響詩ばかり、だったから)ので、このチャンスに聴いておこう、ってのが第1点。
そして参戦理由のもう1点は昨年最大の痛恨事および今年上半期最大の痛恨事が共に広上がらみだったこと、前者は色香に迷って逃したアマオケ"復活"が急な指揮者交替で何と広上に代わっていた!(彼が2番を振るのは珍しい)こと、後者は広上&京響の1番をスルーした(自分が京都に住んでいた頃は京響はかなりヘタだったので…)ら知人が「熱くていい演奏だった」と賞賛していたこと。
5月29日(木) サントリーホール
広上淳一指揮N響 シューベルト Sym5番、マーラー Sym4番
前半のシューベルトって5番の頃ですらHr以外の金管を使わないとは驚き、しんどい30分でした(笑)、後半のマーラーはHr5、Tp3、初めて見る広上は踊るような指揮で指示は細かめ、そして激しい部分はより激しく、の傾向、ただ解釈は全般にマーラーっぽさ薄くアク少なめ、それでも第1楽章降下音型の後のティンパニ1発の激しさやコーダ入りの最初の3音の粘りなど、時に個性たっぷり、第3楽章が(緩徐楽章なのに)最も1音1音棒に気迫を込めていて本日の白眉、終楽章ソリストは赤いドレスのローザ・フェオラ、小柄な広上の1.5倍程のサイズありました(笑)。
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