2018年11月10日土曜日

「新しい価値視点」の威風堂々、火の鳥 - 田中健&Innovation in Sounds Philharmonic

 本日はラザレフ&日フィルのショスタコ12番を聴けない口惜しさを紛らわすべくアマオケのハシゴ、多摩センターで惑星を聴いた後、蒲田で聴いたのは未知のオケによる火の鳥。

 「新しい価値視点を実験する」を理念に2015年に創立され、過去にR.シュトラウスの交響曲やラフの交響曲3番など、レア曲を採り上げるのが特徴の一つっぽい団体、今回のポイントは「威風堂々」を1番から5番まで全曲やる点か。

11月10日(土) アプリコ
 田中健&Innovation in Sounds Philharmonic モーツァルト Sym41番、エルガー 威風堂々第1-5番、ストラヴィンスキー 火の鳥
 前半モーツァルトは対向配置の弦が瑞々しい響き、Obトップがいい音色で2番Tpが可愛い、兎に角どのパートも上手、若くていいオケです。後半まずエルガーはHr6,Tp4,Tb3でバストロがいい吹きっぷり、第1番有名なトリオで一瞬だけHpを強調したり、両端部でボウイングを工夫して弦をシャープに際立たせたりと同曲初めて耳にする鮮烈サウンド、続くストラヴィンスキーはHrが5本になり、何故かVn前2列4名がマーラー4番の如く別楽器用意(←序盤で「調弦を変えてグリッサンド」との指定があるらしく、その箇所のみ使用したのかも…)、弱音表現が精妙、クライマックスの迫力はぼちぼち、アンコールは無し。

 「威風堂々」は1番と4番しか聴いたことなく、全曲同じパターンかと思ってましたが、2番など変化球もあることを知りました。でも1番が1番の名曲かな。

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