2018年11月9日金曜日

高関&藝大フィル、異なるリズムのマーラー7番

 先日ヤフオク1000円購入したシャープの液晶TV(26型、BD録画機能付)が到着、解像度1366x768なのに怪しいメーカーのフルHDより遥かに綺麗、かつまともに見える角度(上下左右)が段違いに広くて驚き!

 曇り時々雨、気温は終日15±2度、昨日は諦めていた高関&藝大フィルのマーラー7番を当日安価GETに成功し急遽参戦、これで7番は今年6度目です!

 高関による7番は10年以上前に群響との演奏を聴いてます。その時のプレトークで出版譜の不審な点を何100箇所も版元に確認しつつ修正した譜面を使う旨話してましたが、今回は更に手を入れてるらしいです。

11月9日(金) 藝大奏楽堂
 高関健&藝大フィルハーモニア管弦楽団 バッハ <マーラー編> バッハの管弦楽作品による組曲 、マーラー Sym7番
 前半バッハは4曲からなる組曲(3曲目は有名なアリア)、オルガンやピアノまで使いながらマーラーにしては凡庸な編曲の感、「多人数」指定のFlは4名を指揮者の目の前に配するも、弦と同じフレーズを吹くケース多く、かつ後半2曲は出番無し、とその効果も薄め。
後半7番はHr5,Tp4,Tb3、テナーHr?は専業でHrの隣、第1楽章、テナーHrの吹き始めなど出版譜よりアウフタクトの付点を短く刻んで聴きなれたリズムと違う所が散見、高関流の改訂か、Hrトップは地味ながら激ウマ、終楽章弱音ソロもそのままの楽器でこなした女性Tpトップもいい音、第1楽章中盤の頂点および終楽章のコーダ前でTpがベルアップしたのがサウンド的にも効果抜群(←確かに楽譜にそう書かれてます!)、弦は揃っていてシャープ、木管は存在感あるFlトップ筆頭に上手、第2楽章後にギターとマンドリンが入場して再度音合わせ、カウベルは多い時は4人、前半持たなかった棒を手にした高関は11年前と比べ、タメたりテンポを落としたりする表現が少し増えたかも、全体の迫力もまずまず。

 この藝大フィル、久々に聴きましたが、殆どの在京プロオケより上手かも、って印象。

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