2019年3月20日水曜日

ユロフスキ&ベルリン放響のマーラー1番花の章付き

 予報通り20度に迫る今季最高のポカポカ陽気、本日から3日間は都心で学会、それと並行して夜は海外オケのマーラー、まず今夜はユロフスキ&ベルリン放響でマーラー1番花の章付き、上野の桜は咲き始めたか。

 ユロフスキを聴くのは一昨年のLPOとの悲愴に続いて2度目、マーラーも地味なんでしょうか。

 前座のPf協がソリスト都合で曲目変更になったとのことですが、個人的に興味が無いため無問題。

3月20日(水) 東京文化会館
 ウラディーミル・ユロフスキ&ベルリン放響 モーツァルト フィガロの結婚、PC21番、マーラー Sym1番
 オケはがっつり対向配置、最初のフィガロは今一つキレ無く大丈夫か?という感じ、続くPCのソリストはレイフ・オヴェ・アンスネス、アンコールにショパンのしみじみ系。後半マーラーはHr7,Tp4,Tb3の基本本数、ユロフスキは遅めテンポで丁寧な音作り、Hrが全員精妙な弱音、茶色の楽器を持つ女性Obトップが独特の存在感、振幅大きな花の章と第2楽章を続けて演奏、第3楽章弦バスソロは意図的に朴訥、前半は線細く感じた弦もソリッドな音色、ブラス抑えめだったこともあってffでも埋もれずクリヤー、ポルタメントも効果的、楽譜通りHrが起立したクライマックスもかなり遅めで、ラストのみテンポアップ。アンコールはG線上のアリア、マーラー編。

 個人的注目終楽章早業ファンファーレ部分は2人とも一人でこなしてました。

 さすがにマーラーとなると予想よりケレン味はありました。あと4階Lからは見えなかったんですが、クライマックスは補助Tbがいたらしい。

 帰り道、学会準備の仕上げをするべく職場へ向かう際、お月さんが2重に暈をかぶり、しかも内側の虹は色が2-3色見てとれる、という珍しい光景に遭遇。

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