2023年5月10日水曜日

意外と端整なラフマニノフ - プレトニョフ&東フィルの交響的舞曲

 快晴、最高23度台だけど体感的には夏日だった非勤務日、東京に出て上野の地下劇場で目の保養をしてから夕方サントリーへ。

 聴いたのはプレトニョフ&東フィルによるオールラフマニノフプロ、プレトニョフは以前ロシアナショナル管との来日公演では割とあっさり系の演奏でしたが、東フィルを振る時は時々妙に濃厚になったりもするのでそれに期待。

5月10日(水) サントリーホール
 ミハイル・プレトニョフ&東フィル ラフマニノフ 岩、死の島、交響的舞曲
弦は対向配置、最初の岩はHr4,Tp2,Tb3、丁寧な音作りで弦がいい鳴り。続く死の島はHr6,Tp3,Tb3、中盤ブラスはそこそこの厚み。後半交響的舞曲はHr4,Tp3,Tb3、第1楽章行進曲部分は意外に淡々、中間部は唸り声をあげて少し叙情的、第2楽章のワルツはそこそこ奔放、終楽章になりやっとメリハリ増大、細かく指示して基本整然としながら要所で激情的。Tp,Hr両トップはきっちりしっかり、ラストのドラジャーンもバッチリ。

 全体的にはあっさり系のプレトニョフでした。コンサート後は八重洲のバスターミナルに向かい、夜行バスでスポット帰省へ。

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