2023年5月11日木曜日

女子マラソンと生霊 - 歌野晶午 「ジェシカが駆け抜けた七年間について」

 夜行バスは小松着、こちらも快晴、自転車撤去されておりがっかり、1000円払って回収し実家へ、田植えが済んだばかりの田んぼ道、眼前には半分黒い白山がくっきり。

 BSで「男たちの旅路」の一挙再放送を知り狂喜、(実家はBSが入るので)即録画予約。

 午後に墓掃除を済ませ、日没後小松駅へと向かう夜道、前方に輝く金星が妙に高く、感覚的には45度位、な訳無いのですが。

 本日はこの帰省の旅に手にした本から、あの「葉桜」で再ブレイクした著者の次作、やはり変化球となっています。

ジェシカが駆け抜けた七年間について 歌野晶午
 ある女性ランナーの周囲で起こる謎の事件、トリックは必ずしもフェアとは言えないけれど、生霊の仕業としか思えない不可能趣味は素晴らしく、女子マラソン界の闇を描くストーリーテリングも快調です。

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