2009年11月8日日曜日

三河&小田原フィルのマーラー3番

 昨夜のボケ老人:
テニスの後、上板橋の古本屋で山田正紀「ミステリ・オペラ」、森博嗣「四季シリーズ」を安価入手しご満悦、しかし夜の2つの宴会後の帰り道、気が付けばそれらの本は手元に無く、どこで置き忘れたかも不明(涙)。

 朝は冷え込まず10度弱、日中はそこそこ晴れて本日も20度超、昨夜の宴会の影響で懸念通り1kg増!夜までは昨日の朝昼用に買って食べた100円パンの残り半分で過ごします。

 午後はアマオケのマーラー、一番好きな3番、でも場所が小田原と遠い、と迷っていましたが、フロイデにあったコメント「今までの団の歴史の中でも間違いなくピカイチの出来栄えと自負しております。」を読み参戦を決意、昨夜は「24」とC.リーグダイジェストが重なり、3時半以降に寝たせいで少し朝寝坊、コンサート前に寄る積りだった教え子の応援をサボり、時間に余裕を持って出掛けました。

 が、さすが小田原、優に3時間掛かりました。小田急線を東海大前より先まで乗るのも初めてなら、小田原で降りるのも初めてです。

 そして初めてのホールに初めてのオケ、創立50周年の老舗オケらしく、100回記念演奏会として大曲を採り上げたようです。

11月8日(日) 小田原市民会館
 三河正典指揮小田原フィルハーモニー交響楽団 マーラーSym3番
長丁場だけに第1楽章と第3楽章の後に改めてチューニング、後者の際に女声合唱とアルト独唱が舞台左奥に、児童合唱とチューブラー・ベルが2階左バルコニー席に位置、しかもバルコニー組には別途合唱指揮者が同時に指揮していました。オケは弦管ともに安定しており、各ソロもまずまず(Hrソロが特に色気あり)、三河氏のやや速めの棒の下、メリハリある表現を聴かせてくれ、終楽章のクライマックスもなかなか壮大な音響でした。

 明日は大野&リヨンのフランスプロです!

2009年11月7日土曜日

デビュー20周年の念願 - 三舩優子さんのピアノ

 昨日書き忘れましたが、今週のコマ大の問題は「お見合い問題」、即ち:
n人の人とお見合いするとして、どんな戦略を採れば1番好みの人と一緒になる確率を高く出来るか?
という興味深い問題、掴み所が無く歯が立ちませんでしたが、解答は勉強になりました。出来れば20年前にこれを知っていたかったです(笑)。

 暦は立冬、そこそこ晴れて、本日も20度超のポカポカ陽気、午前中はテニス、夕方はこれから銀座で宴会の2連チャン、風邪で達成したダイエット分が吹っ飛びそうで怖いです。

 午後、少し時間があったので渋谷に出てタワレコのインストアイベントへ、三舩(みふね)優子さんのピアノです。20年前のデビュー時以来の念願だったバーバーのピアノ作品集を最近リリース、その中から数曲をダイナミックに聴かせてくれました。

 明日はアマオケでマーラーの3番、の予定ですが、場所が小田原!だけにちょっと迷い中です。

2009年11月4日水曜日

P.ヤルヴィ&シンシナティのラフマニノフ

 昨夜の日本シリーズ最終回、自らエラーを犯してまで中田との対決を実現させたクルーンのサービス精神&プロ根性?には脱帽です。

 夜空が綺麗だった昨夜は冷え込み、今朝は遂に今季初のマイナス気温を記録、まだ寒い早朝、試合に出かけ知人と当たって爽やかに玉砕、本日のお小遣いは1,700円。

 今夜はこれからヤルヴィ家長男率いるシンシナティ響のコンサート、先週のFM生中継でのコープランド「市民(庶民?)のためのファンファーレ」におけるブラス陣の安定性、および遠くから徐々に近付くかのような効果が見事だったので、ちょっと期待してます。

11月4日(水) サントリーホール
 パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ響 バーンスタイン ディヴェルティメント、ガーシュイン ラプソディー・イン・ブルー、ラフマニノフ Sym2番
 最初はいかにもバーンスタイン、って感じの楽しい曲、終曲では「星条旗よ永遠なれ」の如くブラスとピッコロが起立。次のガーシュインでは(ヤルヴィと同じく)禿頭のソロClが存在感、TpとTbもお洒落、銀髪がカッコよかったソリスト、クリスチャン・ツィンメルマンは勢い任せな感じ、盛大な拍手に応えアンコールにガーシュインのごく短い曲を披露。後半のラフマニノフ、ヤルヴィのテンポはやや速め(特に2楽章は未曾有の速さ!)、滑らかな棒で太い幹の流れを作り、細部に拘らずテンポの揺れや表情付けもその枠内で行うスタイル、よって極度にベタ付かず中庸の甘さ、ClやHr(女性!)のソロも意外に素朴系、管は巧みでしたが弦はややボリューム少なめ、ブラスに掻き消されないようバランスを取りつつ、終楽章を抜群の高揚感でフィニッシュしたのは見事な手腕でした。
 「アンコールは99%キャンディードでしょ」と思っていると、すぐにコントラFg奏者が合流、よしよし、とニヤついていると始まったのは意外にもシベリウス「悲しきワルツ」、パパ・ヤルヴィの18番です。それを極端な味付けで演奏した後は「もうおしまい」的な雰囲気に、泣きそうになっていた所に「キャンディード」序曲が激しくスタート、感動でした。

 シンシナティ響は「今や全米トップ5」と言われる程上手だとは思いませんでしたが、トータルパッケージとしては大満足の演奏会、印象としては20年程前に聴いたスラットキン&セントルイス響に近いです。

2009年11月2日月曜日

シャイー&ゲヴァントハウスの陽性ブルックナー4番

昨夕から降り出した雨は朝には上がって日中は曇り、気温は昨日より10度位下がって15度に届くか微妙なところ、宿舎の水回り工事と試合が重なってしまい、メッセージと鍵をドアの取っ手にぶら下げて試合へ。

 今日は予選、3試合勝たないと本選へ進めません、「病み上がりだし、1試合も勝てねえだろうなぁ」と思いつつ会場でガンガン鼻をかんでいると本部から呼び出し、本選で欠員が出て繰り上がり本選進出とのこと、ラッキー!

 すぐに宿舎に帰って工事の立会いに、冬場動いていたスチームを撤去し、更に給湯(給水)設備を一新、これまで特定の時間帯のみの中央給湯だったのが、各戸に湯沸し器が付きいつでもお湯が出るとのこと。

 いえいえ、それは都市ガスを引いている一般人の場合、自分の様にガスを契約したことすらない人間にとっては、これでお湯のある生活とはおさらばです。

 職場でひと風呂浴びて、これからシャイー&ゲヴァントハウス管の第2夜、ブルックナーの4番、今日はもう書く時間を取れそうに無いので、記事だけ作って続きはまた明日。

<続き>
11月2日(月) サントリーホール
 リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 メンデルスゾーン Sym5番、ブルックナー Sym4番
 前半メンデルスゾーンは初めて聴く曲、明るく激しめの演奏だったのでは。第3楽章の甘くベタな旋律とソロFlの妙技を中心とした即興的な展開が印象的でした。そして後半ブルックナー、先週のマーラーとは反対に速めのテンポが基調、明るめの音色と各フレーズをまめにピックアップする点は同じ、Hrは4本の割には要所で大迫力、他のブラスもなかなかの鳴り、また終楽章の後半、数少ない見せ場で目一杯弾き込む弦も印象的、その終楽章を中心に陽性で豪快な響きを聴かせてくれました。ただブルックナー好きの人には?なのかも。

 メンデルスゾーン5番の冒頭がそのまんま「パルジファル」でビックリ、もしかして、聖歌か何か同じ元ネタに基づいているでしょうか。

2009年10月27日火曜日

シャイー&ゲヴァントハウスの豪快マーラー1番

 昨夜のK1MAX、組み合わせに恵まれたとはいえ、ペトロシアンの強さには圧倒されました。

 天候は予報より早く回復し、早朝には台風一過の青空、強風残れども気温は夏日に迫る勢い、日曜ひいた風邪の症状はまだ上り坂(下り坂?)、昼でも喉が痛く寒気がするため壁打ちは中止、以前なら「運動すれば早く治る」と体調が悪い時こそやっていたのに、トシで根性が無くなってます。

 今夜はこれからシャイー&ゲヴァントハウス管のマーラー、昨年の来日中止(2008/1/17)から1年半越しの実現です。シャイーのマーラーと言えば、コンセルトヘボウとの3番を思い出しますが、表現が精緻な代わり面白みや色気の少ない演奏だったと記憶しています(世評は高かったですが)。1番はどうでしょう。

 また、オケがゲヴァントハウス管なのも楽しみ、前回プロムシュテットとのブルックナー(2005/2/27)では素晴らしい独特の音色を聴かせてくれたので。

 今帰り道の東京駅、いやぁ、凄かったっす、シャイーを見直しました。詳細はまた明日。

<続き>
 夜空では半月と木星がランデブーしてました。

10月27日(火) サントリーホール
 リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 モーツァルト Vn協奏曲3番、マーラー Sym1番
前半モーツァルトはカデンツァが長くて驚き、まだ生硬さの残るソリスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハーは、アンコールにクライスラーの激しく長めの曲を披露。後半のマーラー、対向配置のオケはかなりの人数、シャイーはかなりゆっくりしたテンポで動機を一つずつ練りこみ編み上げてゆくスタイル、指示も細かく弱音部ではやや窮屈かも。RACOの時より細部の精密さが足りない代わり、ここという時のタメやケレン味はずっと増しており、少々乱れても追い込む姿勢は前回見られなかったもの。オケの音色からは以前感じたビロードの肌触りは感じなかったものの、ボウイングを工夫してしっかり鳴らす弦や、びゃーというドイツ系っぽい音色で吹きまくるブラスなど見事(特にTpは最高)、やや非力に思えた7本のHrも起立した時は補助のTp,Tbの力を借りて大迫力、終楽章の燃焼度は過去同曲中3指に入ります。

 終楽章、TpとTbがファンファーレからコラール風の下降音型へと移るカッコいい箇所が3度あって、ブラス冥利に尽きる部分なんですが、まずその1度目(弱音で奏し、いつもミュート→オープンと転じるのが忙しい)を、何とミュート無しでやってました。またクライマックス部に最強音で奏される3度目、最後1小節だけ極端に音量を落として弦の上昇音型を聴かせる、という奇天烈な解釈にビックリ。

 前に聴いた時は分析的傾向が勝ち過ぎて余り感心しなかったのですが、今回はこの老舗オケをこれだけハジケさせたシャイーの手腕に感動です。

<追記> その後シャイー&コンセルトヘボウによる1番の演奏をCD<'95録音>とライブ<'95&'99>、3種聴いてみました。ファンファーレ1度目のミュートは付けてました(たぶん)が、3度目の最後でぐっと抑える珍妙な解釈は当時もしっかりやってます。またHr起立箇所で補助のTp,Tbの方が音量が大きい点も皆同じ。

2009年10月17日土曜日

プレヴィン&N響の家庭Sym

 昨夜曇ったせいか冷え込みも無く、朝から秋晴れで気温も夏日に迫る勢いのテニス日和、午前と午後、それぞれ違う場所でテニスをして、夜は銀座で後輩の結婚パーティー、ただスタートが9時と遅めなので、松屋の裏辺りのマックで電波を拾って時間を潰しているところ。

 本日は昨日のコンサート2連荘の後半、錦糸町から渋谷へと移動して聴いたのはプレヴィン&N響、メインがマニアックな家庭SymでNHKホールとくれば全席当日券があると読み、その通りでした。

 NHKホールは苦手でなるべく避けているのですが、大好き(でレアな)家庭Symとなれば話は別、これを聴けるのは今年4度目、と当たり年の幸せ!

 プレヴィンのR.シュトラウスと言えば、毎年VPOの定期で取り上げ、ほぼ同時にテラークに録音した一連のシリーズが印象にありますが、生で聴くのは初めてです。

10月17日(土) NHKホール
 アンドレ・プレヴィン指揮NHK交響楽団 リーム 厳粛な歌、R.シュトラウス 「カプリッチョ」より最後の場面、家庭Sym
久々に見たプレヴィンは驚く程老け込んでおり、袖から指揮台までの移動がかなり大儀そう、もう80歳なんですね。最初はVn,Tp,Fl,Ob抜きと変わった編成の現代曲、Vnの場所に木管群が陣取り、コンマスの位置に座ったクラがチューニングの音出しをしてました。カプリッチョの独唱はプレヴィンより上背のあったフェリシティ・ロット、Hrソロが綺麗でした。
 そして後半お目当てのドメスチカ、プレヴィンは中庸のテンポ、高齢のせいもあってか指揮はコンパクト、それでも簡にして要を得てるのか、N響にしては個々がやや粗かったのに、トータルでは各パートが明瞭に主張するサウンドを紡ぎ出していました。9本のHrなどブラス陣はぼちぼち、終幕の迫力もそれなり程度ながら、夜の営み?における絶頂部がかなりの迫力でした。

 巨大ホールの外野席なのに双眼鏡を忘れる失態を犯してしまい、定かではありませんが、先日の読響に続き、またSaxを省略していた感じ、困った流行です…。

マリン&新日のユニークなマーラー1番

 ぼちぼちの秋晴れで気温はほぼ平年並み、午後からは雲が多くなり時に雨も、午前はテニス、午後からはコンサートのハシゴと充実の一日。

 まずはマーラー、指揮のマリンは初めて聴く人、新日は8月にやはりトリフォニーで1番を演奏しており(2009/8/1)、比較的短い間隔で同じ曲を演奏することになります。

10月17日(土) すみだトリフォニー
 イオン・マリン指揮新日フィル ベートーヴェン コリオラン、リスト PC1番、マーラー Sym1番
最初のベートーヴェンが静かに終わる曲で少し驚き、次のリストはマーラー6番が木霊する曲、ソリストのジャン=エフラム・バウゼはアンコールに現代風の曲、と思ったらドビュッシーとのこと。後半はお目当てマーラー、マリンはテンポをかなりいじるスタイル、しかも通常と違う所でスローダウンしたり、急にアッチェレして尋常じゃない速さになったりと、オケは大変。各パートのバランスや弱音部の表現なども時に個性的。第3楽章、弦バスソロが過去聴いたことの無い程抑揚たっぷりで驚いていると(マーラーの意図は措いといて)、その後もそのフレール・ジャックの旋律は皆同じ抑揚を付けていたので、マリンの指示と思われます。オケでは新日自慢のHr軍団8本、豪華な鳴りで最高でした。ただ補助のTb(Tpは未確認)と併せ、ラストの起立はせず。

 終演後、すぐNHKホールに移動してプレヴィン&N響の家庭Symへ、この公演の感想はまた次の記事で。

2009年10月14日水曜日

皮肉とゴースト - ヘレン・マクロイ「幽霊の2/3」

 珍しく布団で寝たのに朝起きると鼻づまり、また風邪?と思いましたが昼頃には忘れてました。小さな地震と同じで、軽い風邪ならどんどんひいた方が却って安心かも。

 曇りがちながらそこそこ晴れ間も、朝の冷え込みは無く日中は20度強とほぼ平年並み、狂い咲きのツツジ(2007/10/5)も3年目となると堂々と咲いてます。ただ夜になって雷とともに雨が降ってきました。

 8月のドイツ出張の旅費が先日口座に振り込まれており、一時的に小金持ち状態、気が大きくなって本屋さんへGO! チェックしていた創元の文庫を2冊(いつもは古本屋に並ぶまで待つのに)定価購入、レジに行くと「二千ウン円です」「えっ!」 どちらも特に厚い本って訳じゃないのに…。 

 レジの打ち間違い? それとも先日京極本を置き引きされた(2009/9/22)トラウマで、無意識のうちに京極作品を2冊手に取って置いてしまったのか? 

 しかーし、冷静に見直しても間違いなく創元の海外作品、定価がどちらも1000円前後と尋常じゃありません。昔の創元の文庫は大体1冊160円、厚めなら(「火星のチェス人間」とか)180円だったのに…(ってどんだけ昔?)、どうしちゃったんでしょう、創元社。

 で本日はそのうちの1冊、この連休に読みました。復刊が待たれていたマクロイ作品の改訳新版、ウィリング博士ものですが、「暗い鏡の中に」で恋人だったギゼラと結婚しちゃってます。

幽霊の2/3 ヘレン・マクロイ
 新進人気作家を囲むホームパーティーで起きた毒殺事件に偶然居合わせたウィリング博士が挑みます。"読者への挑戦"代わりに手掛かり一覧が提示されるため、真相の予想は付きやすくなってます。事件そのものが地味な上、フーダニットとしては物足りない反面、殺人以外に潜む謎の設定や、文壇や出版界への皮肉たっぷりの内容など、別の面白さを満喫、特に最後にその意味が判明する奇妙なタイトルが秀逸です。

 本作で子供が「レギンスは嫌」と駄々をこねるシーンが出てきて、先日後輩に「スパッツ」を「レギンス」と訂正されたことを思い出しました。何が違うのか皆目判らないので調べてみたところ、本来英米での「スパッツ」は違う履き物を指し、日本での呼称「スパッツ」は誤用、正しいのが「レギンス」だということを知りました。原語に忠実な用法になったってことでしょうか。まあ、日本語としては、お洒落を主眼としたスパッツをレギンスと呼んでる雰囲気ではありますけれど。

2009年10月10日土曜日

のっぽのハーピスト - 松本花奈さんのハープ

 ……、今季……2度目の……シーズン……終了……、む、無念。(←阪神のことです。)

 無念と云えば、12日午後のラザレフ&日フィル(「くるみ割り」とプロコ「シンデレラ」)のチケットプレゼントの選に漏れてがっくり、過去4勝1敗、つまり当選確率80%の企画だったので、もう予定空けちゃってます…。

 ほぼ曇りで時に晴れたり降ったり、気温は最高でも20度前後とやや低め、早起きして昼過ぎまでは東京で練習、途中雨で15分くらい中断しました。

 午後は渋谷タワレコのインストアイベントへ、聴いたのは松本花奈さんのハープ、大きなグランドハープの前でも見劣りしないすらっとした長身の方で、今夏発売のデビューアルバムからドビュッシー「アラベスク」など4曲披露してくれました。

 意気消沈してるので、この辺で。

2009年10月4日日曜日

仲秋に豪快ショスタコーヴィチ7番 - 新田ユリ&オーケストラ エレティール

 昨夜宴会から戻って留守録で観たシャラポワvs.ヤンコビッチ、折角の(元)トップ同士の対戦なのに途中棄権は残念。阪神はまたも直接対決に完敗、再び他力本願状態です(涙)。

 秋雨の晴れ間、惜しくも夏日には届かないながら25度弱、夜浅い頃は昨夜に続き満月が、ただその後雲に隠れたので下り坂か。午前テニス、午後コンサートと典型的休日、ただ左膝はまだ痛いので練習は軽め。

 午後行ったのはよく聴くアマオケ、40回と節目の演奏会のせいか、大曲がメインです。

10月4日(日) すみだトリフォニー
 新田ユリ指揮オーケストラ エレティール 芥川也寸志 交響管絃楽のための音楽、ハチャトゥリャン Vn協奏曲、ショスタコーヴィチ Sym7番
 最初は2楽章形式の10分ほどの大管弦楽曲、第2楽章のTbがカッコよかったです。次のハチャトゥリャン、オケがソリストに気兼ねせず挑んでいたのが印象的、(一旦意識を失った時だったので定かではありませんが)ソリスト宮川正雪氏は記憶が飛んだのか第1楽章のカデンツァを何度かやり直していましたが、それにもめげず完奏し、盛大な拍手に応えてバッハっぽいアンコール。そして後半お目当てのショスタコ7番、シベリウス指揮者の印象が強い新田氏の解釈は弱音をかなり抑えたり(ヴァンスカの影響?)気付かなかったパートを強調したりと全体的にスマートな割には個性的な響き、最弱音とバンダの加わる最強奏との振幅が大きかった第3楽章が印象的。オルガン両脇に陣取ったバンダ(Hr4,Tp3,Tb3)と併せ、ブラスが大迫力で大満足の大団円、アンコールはありませんが、この時点で既に開演からきっかり3時間経過してました。

 このオケを全く同じ指揮者とソリストとの顔合わせで聴いた一昨年の演奏会の感想で、全く同じことを書いていて、我ながら語彙の少なさに笑ってしまいました。