2006年1月25日水曜日

センカルの豪快マーラー

 本日も晴れ、気温も落ち着いてきて(?)昨年12月同様、平年より2、3度低めの値。

 オイゲン・センカルという指揮者、名前すら聴いたこともありませんでしたが、先日CSで聴いたケルン放響とのマーラー3番<'51年ライブCD>はすさまじかったです。とにかく金管鳴りまくりの吼えまくり! まあ半分はメロディア的なバランスの悪い録音のせいかとは思いますけれど。

 特に終楽章ラスト、延々と続くコラールというかファンファーレ。この部分、実は他の楽器がみんなf以上の指定なのに、何故かTbだけ虐げられており、ずっとpの指定。そして最後の3音になってやっとfで吹くことを許されます。そのラスト3音だけサウンドが変わる効果がはっきり分かる演奏は少なくありませんが、この演奏ほど、たまった不満を爆発させるかのようにTbがラスト3音で咆哮するのは他に聴いたことがありません。

 明日はゲルギーの展覧会&チャイコ5番とコバケンのマーラー3番とで迷いましたが、ゲルギエフは(別のオケですが)一応両曲とも聴いたことがあるので、コバケンに行ってきます。

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