2006年1月26日木曜日

コバケン&日フィルのマーラー3番

 本日も晴れ、平年よりやや低め。だいぶ雪は減りましたが、宿舎の玄関は北側にあり終日10階建てビルの影。未だに厚さ数センチのアイスバーンに覆われており、自転車置き場への往復は毎日スケーティングです。

 今日はコバケンのマーラー。CDを聴く限り5年前の演奏はかなりのものだったようなので期待。

 戻りました。知人から頂いた券だったので、二階席正面のVIP席!でも演奏はいま一つ。

1月26日(木) サントリーホール
 小林研一郎指揮日フィル マーラー Sym3番
金管の爆発度はコバケンにしては低め、また特有の演歌的粘りも少なめで、弱音を精妙にやるタイプの指揮者では無いだけに、やや平板な印象です。VnソロとTbソロはそれなり、Tpのトップは不調でしたが、3番4番Tpはよく吹いてました。またP席左後方に陣取った、ゲスト奏者ケイマルのポストホルン(フリューゲルホルン使用?)のリップスラーはさすがでした。
 ただ、終楽章だけはとても細やかな表現で、楽譜の指定とは必ずしも一致しませんが、遅い部分と速い部分を明確に分け、ゆっくりな部分ではコバケン流のカンタービレが炸裂です。ラストの迫力も期待ほどでは無いにせよ、まあそれなり。

 全体としては、演奏の精度と統一感に難があったので、明日はずっと良くなるのではないかと思います。

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