予報通り終日の雨、所々に残っていた雪もこれでほぼ消えました。
朝はマイナス2度台と天候の割には低く、日中は当然上がらず7度台、親戚に不幸があったんですが、今日と明日は横浜で博士論文の審査があり外すこと叶わず、弔電のみにて欠礼。
昨夜家に帰ると何故かブーレーズ&マーラー室内管のFMライブ「ペトルーシュカ」が留守録されておらずショック(涙)、タイマーもデッキも何の問題も無くセットされており、原因100%不明、留守録の失敗は時々やりますが、原因完全不明なのは人生で2度目位。
でペトルーシュカと言えば、実はアマオケでしか聴いたことがありません。たぶん火の鳥やハルサイがメインの演奏会なら聴きに行くけど、ペトルーシュカがメインだと敢えて行かないのと、一方これが前座になることも無い、という理由なんでしょう。
で横浜でのお努めからダッシュで初台に行って聴いたのはそのペトルーシュカを含むストラヴィンスキーの3大バレエ、これを一挙に聴けるのがまず嬉しいのと、都民芸術フェスの一環ながら会場が例年の芸劇から東京文化会館・オペラシティになったのが何より嬉しくての参戦です。
で演奏は沼尻&読響、彼の「火の鳥」は日フィルと全曲版を7年前に聴いてますが、サクサク進む演奏だったと記憶しています。あと彼と読響とのコンビは初めてかも。
2月6日(月) オペラシティ
沼尻竜典指揮読響 ストラヴィンスキー 火の鳥、ペトルーシュカ、春の祭典
最初の火の鳥は1919年版組曲、今夜を通しての傾向として、沼尻はやや速めのテンポでぐいぐい、細かい表情や要所のタメなど余り作らず、ひと筆書きで一気に進行する印象、終曲でのブラスの鳴りがTpを筆頭に豪快で個人的には本日の白眉でした。そのTpトップが退場し新たに別の奏者が入ってトップに座り、次のペトルーシュカは1947年版全曲、生で聴き慣れていないせいか、この曲が一番バタついた印象、木管のソロはどれも見事、中盤のTpソロはぼちぼち、最後のミュートのTpソロ(の上のパート)がピッコロで吹かれることを初めて知りました。
休憩を挟んでハルサイ、火の鳥でのTp奏者が戻ってきて首席揃い踏み?彼の吹くピッコロっぽい短い管のTpが過去聴いた同曲でも最高クラスの吹きっぷり、ブラス全体でも要所で豪快に吼えるHrを筆頭になかなかの鳴り、また第1部終曲でのパーカッションの打ち込みは壮絶、ただ第2部より第1部の方が迫力があったかも、最後の最後に楽譜に無さそうなクレッシェンドをやり少しケレン味を見せての大団円、全体で満足の演奏会でした。
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