2012年4月7日土曜日

インキネン&日フィルのしゃっきり系5番

昨夜が聖地甲子園初戦ゆえ真の開幕、しかも相手は巨人、ってことで早々に帰宅して応援しようとしたら地上波放送無し(涙)。

 でその時間観たWBCダブルタイトル戦、先日TBSでやったWBAと違い世界戦に相応しいレベル、特に第1Rで「やっぱ強い」と思ったダルチニャンに勝った山中は大したもの。しかし4人ともサウスポー!って凄いかも。

 西高東低の冬晴れ、気温も最低マイナス1度弱、最高14度と低め、早起きして東京に出て昼過ぎまで練習、都心の桜は(場所にもよりますが)八分からほぼ満開とお花見日和、コートまでの道中では高井戸の桜が満開で見事でした。

 午後はコンサート、ただ開演4時と遅めなので練習を上がったのは2時過ぎ、昼休みのインターバルにやらされたダッシュ系トレーニングのせいで膝ガクガクになりながらサントリートへ、ホール近くの桜坂も満開でした。

 聴いたのはインキネン&日フィルの5番、このコンビのマーラーは1番3番に続いて3度目、マーラー指揮者じゃないな、と思いつつも安く入手出来たら行っちゃう自分が情け無いです。ま、前半にシベリウスのレアな曲が聴けるのも魅力の一つですから。

4月7日(土) サントリーホール
 ピエタリ・インキネン指揮日フィル シベリウス クオレマ、マーラー Sym5番
前半のシベリウスは編成は小さめ、4曲中半分は初めての曲、そのせいか本来の曲順を変更して知名度の低い順に並び替え、最後は「悲しきワルツ」でシメる構成、弦楽中心に精妙で澄んだ音作りでした。後半のマーラー、冒頭の外人Tpソロは自由に始めさせるスタイルで朗々とした吹きっぷり、Hrソロはやや不調、インキネンは標準的なテンポで相変わらずアク・粘りとも少なくすっきり系の解釈、ただ第4楽章中間部では抑揚をつけて情感たっぷりだったのと、終楽章フーガでは(余り揃っていない割に)各パートの分離がよかったのが印象的、ただブラスはそこそこ開放的に鳴らすので、特にTbの鳴りよく、7本のHrとTpも要所で鳴ってラストはまずまずの迫力でした。

 終演後は銀座線で上野公園へ移動、夜桜見物? いいえ、文化会館のインバル&都響の特別公演ストラヴィンスキープロです。この感想はまた次の記事で。

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