2012年4月17日火曜日

作風転換期の巻き込まれ型アクション大活劇 - ドン・ウィンズロウ「ボビーZの気怠く優雅な人生」

朝の最低10度超と今年の最高値、思ったより晴れ間の多かった日中も20度弱と高め、構内ではシモクレンが大ぶりの紫の花を咲かせ始め、昼休みに壁打ちする場所の隣にあるグラウンドはいつの間にかタンポポの黄色い花で一杯です。

 午後4時過ぎまでは穏やかな春の一日、って感じでしたが、予報に違わず夕方になると、文字通り一天俄かに掻き曇り、激しい雷雨が襲ってきました。

 本日は2010年度「このミス」ランクイン本企画の第4弾、として第3位「フランキー・マシーンの冬」(←実は未入手だった…)を読む積りで、「カタカナタイトルのウィンズロウ本」って程度の認識から勘違いで手に取った作品、さすがはボケ老人(涙)。

 書かれた時期はニール・ケアリーシリーズの少し後で「歓喜の島」の次あたり、麻薬ネタ、って点では後年の力作「犬の力」の先駆けになっています。

ボビーZの気怠く優雅な人生 ドン・ウィンズロウ
 元海兵隊のこそ泥がムショ釈放の条件として伝説の麻薬王の替え玉を務めたことから陰謀に巻き込まれ、追いつ追われつの活劇へと展開、スピード感ある進行と主人公のややハードボイルド的造形が特徴、映像化向きか。

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