2015年8月12日水曜日

桜宮サーガ、バブル編その2 - 海堂尊「ブレイズメス1990」

 これから夏合宿で尾瀬へ、青春18切符の旅です、昨年は母危篤で行けなかったので2年振り。

 ここ数日もよく晴れて真夏日は続いてますが、せいぜい32,3度、猛暑日の続いた8月上旬と比べると夏は明らかに衰退中。

 鈍行と路線バスを乗り継いで尾瀬着、相変わらず白い紫陽花がそこここに、久々のクレーコートはイレギュラーバウンドにに四苦八苦、昔は左程問題にしてなかったのに…、対応能力の衰えか、ただ膝を曲げると少し対応出来ることが判明。

 1泊してそのまま青春18切符で帰省、の積りが北陸新幹線開通の影響で上信越から北陸へ抜けるJRが軒並み3セク化し18切符が使えなくなってることが判明、やむなく東京に戻り、帰省の旅は別途出直し。

 本日は合宿への道中で読んだ本から、著者のほぼ全作品で形作る"桜宮サーガ"のうち、バブル期のエピソードを描く、「ブラックペアン1988」に続くシリーズ第2作です。

ブレイズメス1990 海堂尊
 「ブラックペアン」から2年後、かなり立派になった世良の目を通し、新たな東城医大改革のキーパーソンたる天才心臓外科医の登場と彼が惹き起こす騒動が描かれます。ミステリー度ほぼゼロ、メッセージ臭も少なく、純粋な医療エンターテイメント、ただお話に大きな動きは無く、次編への予告編なのかも。

 前作以上に「あの人は今」、ならぬ、「あの人はその頃」、的な楽しみ方をする作品かもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿