昨夜のブエルタweb観戦は激動の第20ステージ、難攻不落とすら思えたドゥムランを攻略したアスタナの戦略(最後の下りにL.L.サンチェス合流!)に舌を巻き、キンタナの最後まで諦めない走りに熱くなりました。
学会前ながら例によって準備不足、昨日丸潰れだったので早朝から昼まで大人しく仕事、そのご褒美に午後は上京し川崎でノット&東響のマーラー3番へ、お天気は昨日より晴れ間少ないながら最高27度台とぼちぼち。
ノットのマーラーはバンベルク響との5番がなかなかで、かつ東響とのコンビもアルプスSymがよかったので期待して臨んだのが昨年の9番、それが期待値をやや下回りつつも、先日のブルックナーがよかったのでやはり微妙に期待。
9月13日(日) ミューザ川崎
ジョナサン・ノット&東響 マーラー Sym3番
約80名の女声合唱は最初からPブロックに待機、オケは対向配置、Tp,Tb各4本が右奥、中央から左へ1列にズラリと並ぶHr9本が冒頭から豪快、しかも速めに始まってオケが合流するとスローダウンしその後また元のスピード、とここでこんなにテンポをいじる解釈は初めて、ハミル率いるHr軍団は第1楽章は元より終楽章まで同曲過去最高レベルの吹きっぷり、Tbソロはそれなり、ノットはマーラー特有素っ頓狂な合いの手を強調、表情は余り粘らないながらテンポはかなり流動的、第1楽章ラストもかなりの追い込み、第1楽章後に音合わせ、第2楽章もかなりテンポを動かし、速い部分など目まぐるしい速さ、これでもほぼオケが付いてきてるのは入念なリハの故か、第2楽章後にアルトが指揮者左へ、約30人の児童合唱が何と3階RBに(自分の左隣!)、カーテンコール後に手にしていた楽器を使ったとしたらかなり上手だったポストHrソロは3LA(か3RA)裏あたりの通路か、そのポストHrに代表される穏やかな部分と賑やかな部分の動静対比がとても大きめ、第3楽章後に弦が切れたかチェロ1名退場(終楽章前には復帰)、児童合唱は第4楽章終盤に起立し、出番直後に着席、女声合唱は出番で起立、終楽章大分経ってからアルトと一緒に着席、終楽章は好みの遅いテンポ、色気や厚みは感じないながらも弦はしみじみ、クライマックス前のTpの弱音ハイトーンも無難にこなし、最後の音場のスケール感はほどほど、そしてラスト1音はかなり長く、かつ弦を強調(それだとブラスは助かります)、天に消え入るようにフィニッシュし、行儀いいお客さんはタクトを下ろすまで誰も拍手せず。
期待を上回る充実した演奏でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿