2015年9月8日火曜日

シリーズ外伝は大岡裁きの短編集 - 今野敏 「初陣」

 お帰り、フランク!!

 終日の雨、最低19.5度、最高21.2度と日較差2度未満!と超低め安定、自転車の後輪がパンク、タイヤの磨耗が原因ゆえタイヤごと交換(涙)。
(追記:しかもその2、3日後、換えたばかりの後輪がスローパンクチャー(涙々)、でも同じ自転車屋に持っていったら無料修理してくれました。)

 (前)職場のサルスベリが満開、8月ではなくて9月上旬に満開とは、今年は咲くのが遅かったからか。

 本日は最近読んだ本から、「隠蔽捜査3.5」なる副題が示す様に、「隠蔽捜査」シリーズの外伝となるスピンオフ短編集、東京までの片道で楽しくサクサク読めました。

初陣 今野敏
 シリーズの主役竜崎の盟友、伊丹の視点から時系列で描かれる8つの事件、その殆どが困り果てた伊丹が竜崎に相談、すると、大岡裁きの如く快刀乱麻を断つ解決、というスタイル、よってその安楽椅子探偵っぷりから主役はやはり竜崎と感じさせる内容、その意味ではこれを原理原則で解決出来るの?と思わせた「懲戒」が最も印象的、あとシリーズ第3作「疑心」の楽屋裏を描いた掌編「試練」が笑えます。

 単独でも面白いとは思いますが、本作を満喫するためにはシリーズに馴染んでいる必要があります。

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