2012年5月11日金曜日

空前のバカミス・アンソロジー、上巻 - 小山正編「天地驚愕のミステリー」

自分の受け入れている中国人留学生が昨夜遅く研究室に来て、「(中国では)日本に5月22日に大地震が起こると予言されている」と言い放ち、(今日)中国に帰ってしまいました(笑)。22日が楽しみです。

 4日振りに朝は10度を割り低め、そこそこ晴れた日中は21度台と3日連続の平年値、午後は黒雲が湧いてきて少し通り雨、5月も中旬だというのに構内ではまだ少し赤白の椿が咲いてます。

 本日は先日読んだ本から、「バカミス」という言葉の提唱者?がこれぞ、と思った筆者に声を掛け、書き下ろしで編んだアンソロジー「バカミスじゃない!?史上空前のバカミス・アンソロジー」を文庫化にあたり2分冊にしたものの上巻です。

 文庫にして400頁強の分量を2分冊にする商法はやや納得が行きませんが、まあ、版元がその悪徳商法の元祖とも言える宝島社(「チーム・バチスタの栄光」など)なのでまあ、よしとしましょう。
(↑あ、でも「GOTH」とか、角川の方が先か。)

天地驚愕のミステリー 小山正編
 収録作家は鳥飼否宇、北原尚彦、船越百恵、山口雅也の4氏、巻末に日本のバカミス史を俯瞰する編者のエッセイの前編も、バカミス・キングの座を霞流一と争う鳥飼否宇の巻頭作「失敗作」がさすがの凄さ、あと初めて知った船越百恵もなかなか強烈、今後彼女の作品をチェックします。

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