昨夜のジロは獲得標高差6000m!の山岳最終決戦、連夜の公園ベンチでのweb観戦、マリアローザ争いが期待程激しくなかった(ヴァンデヴェルデはグッジョブ!)代わり、知らなかった選手デヘントの強さにはビックリ。
しっかり晴れたテニス日和、朝やや低めだった気温は昼過ぎには27度弱まで上昇、ただ午後急に風が出てきました。朝から夕方まで練習し、最後にダッシュを何本もやらされて少しヘロヘロ。
その後荻窪に移動してアマオケ、第1回ゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクールの覇者久保田昌一氏を音楽監督に迎えて昨年旗揚げした団体の第3回公演、ちょっと変わっているのは、チケットレス自由入場、終演時に各自の判断で867円以上を支払う、というそのスタイルです。
お目当ては展覧会の絵とボレロ、共に好きな曲ではありますが、アマで聴くことは意外と少ない(特に後者)気がします。
5月27日(日) 杉並公会堂
久保田昌一指揮Orchestrada ムソルグスキー 展覧会の絵、ボッシ ゴルドーニ間奏曲、ラヴェル ボレロ
前半の展覧会はラヴェル版、かなり小柄な久保田氏は拍を余り振らず滑らかな両手と身体の動きで全てを語るタイプで激しい部分ではジャンプ連発、オケも相当上手です。シュミイレのTpは短い管を使用、ビドロのソロはテナーチューバ(かワーグナーチューバ)で1stTbの持ち替え、バーバ・ヤーガの激しい表現、および一打ずつ抑揚を変えつつ鐘と太鼓が激しく打ち込まれる中ブラスが轟然と鳴るキエフの大門の壮大クライマックスが印象的。休憩を挟んで未知の作曲家ボッシ(1861-1925)による擬古典的な弦楽曲から4曲、やはり弦セクションはどのパートも達者、続く標準的テンポだったボレロ、テナーSaxは専業、ソプラノSaxはClトップ持ち替え、Tbソロはぼちぼち、最後のTpはピッコロっぽい楽器使用(残念)、ラスト数小節の阿鼻叫喚に入る手前のTbのクレッシェンドが印象的でした。アンコールはフォーレ「ペレメリ」から有名なシシリエンヌ。
今日も2階席が締め切られて入場不可、これでここ3回連続して杉並の演奏会は2階席をクローズしており、天井が高く弦の音が上に抜けてしまうホールでそうする意味が自分には理解不能です。
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