2015年7月30日木曜日

変化球で工夫のガリレオ第4短編集 - 東野圭吾「虚像の道化師」

 コツコツ台車でのお引越し、1週間以上掛かってようやく終了、都合30数回往復したんですが、本だけで段ボール30箱以上あり、しかもそのうち丸々2箱が"ダブり買い"(うっかり同じ本を買ってしまったケース)だったのには萎えました。

 旧居のベランダを掃除していると、20cm超のでっかいナナフシが! 8階までどうやって?

 本日も余裕で真夏日、4階の新居は閉め切っていると深夜でも35度になりそう、いい感じです。

 今日は先日の帰省時に読んだ本から、「麒麟の翼」に次いで東野繋がりで手に取ったもの、ガレリオ・シリーズとしては「ガリレオの苦悩」に続く(文庫では)最新短編集です。

 文庫化に際して単行本のほぼ2冊分を収録したそう、ですがそれでもスカスカ活字で通常の厚さ、じゃ単行本ってどんだけ内容薄いねん!

 因みに収録されなかった1編は後に長編化して「禁断の魔術」になったそう。

虚像の道化師 東野圭吾
 ガリレオ物が7編、同パターンにならないよう、人情物、倒叙物など工夫が見られます。人情話多めの中、科学的トリックより通常トリックの比重の高かった「演技る」が個人的ベストか。

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