2015年10月7日水曜日

児玉宏&大阪交響楽団のブルックナー9番

 新小岩から横浜へ、本日は例年後期に担当している講義の第1回、朝イチラウンドの試合を即負けしたお陰で、午後イチの講義に余裕で間に合いました。

 講義の後は横浜駅で大分ラーメンを経由して夜はアジアオーケストラウィークの第2夜(イベントとしては第3夜)、児玉&大阪響のブルックナー9番、このコンビで継続してブルックナーを採り上げているとのこと。

 このコンビの演奏はまだ大阪シンフォニカーだった頃、グラズノフ5番を聴いてます。

 隣席(舞台寄り)の男性が演奏が始まる直前まで盛大に音漏れするヘッドホンで音楽(しかも非クラシック!)を聞いてる一風変わった人、その彼が演奏中は終始身を乗り出していて、指揮者は勿論のこと、舞台上は殆ど見えず(涙)、オペラシティのL,R席30番台以降の難点ですね、席の向きが直角なので首が痛くなる点も、音は結構いいのですが。

10月7日(水) オペラシティ
 児玉宏&大阪交響楽団 リスト オルフェウス、ワーグナー ファウスト序曲、ブルックナー Sym9番
 前半2曲は初体験の曲、最初のリストはHr4か5、Tp2,Tb3、そして指揮者のまん前にHpを2台、中盤の盛り上がりでブラスが雄大な鳴り、1stVnの最後方プルトの1列前で弦が切れたかまず隣にリレー、その後最後列にリレーせず、その女性が出て行ったのは少し不思議、次のワーグナーはTpが3本に増加、若書きゆえかやや凡庸な曲想、ここでもブラスがそこそこの鳴り。
 後半ブルックナーはTpが4本に増加し、Hrは9本に!(うち4人は第3楽章のみワーグナーチューバに持ち替え)、序盤やや流れが悪い気はしましたがこの訥々した感じが個性か、弦と木管はもう少し音に潤いと音程の正確さが欲しい気もしましたが、ブラスが終始豊麗な鳴り(よく弦を掻き消す程)で個人的には満足。第3楽章クライマックス不協和音の絶叫の後、長めのパウゼ、の時に拍手を始めた方約1名(笑)、すぐやめてくれてよかったです。アンコールは無し。

 Hrの難所、第3楽章最後の高音弱音ロングトーン、あの部分って不安定になった奏者は吹くのやめちゃえばいいのに、といつも思います。 

 深夜12時頃、茨城に戻っての帰り道、視力0.2の眼にもオリオン座が綺麗でした。

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