2016年1月27日水曜日

ダウスゴー&新日フィルの個性的マーラー5番

 雪掻き休暇2日目の昨日は雪降らず、新幹線の6分の1の価格の夜行バスで今朝関東復帰し、高速バスを乗り継いでそのまま職場へ。

 こちらは最高13度台と春を思わせる陽気、朝の最低はマイナス5度だったらしいので日較差は20度近く。

 夜はまた東京に出てダウスゴー&新日のマーラー5番、名のみ聞いたことのあるダウスゴー、マーラーは全くイメージ出来ない(ディスクも無い?)だけに、どんな演奏をするのか楽しみ。

1月27日(水) サントリーホール
 トーマス・ダウスゴー&新日フィル モーツァルト Sym35番、マーラー Sym5番
 前半はモーツァルト、弦はコンパクト編成で対向配置、初めて見る銀髪のダウスゴーは殆ど拍を振らないスタイル。後半マーラーはHr6,Tp4,Tb3、Tpソロはそれなり、Hrソロはいつもより不調、エロヴィブラートを封印し、スラー部分をタンギングしたり、その逆もあったりと楽譜と少し違う吹き方をしていたのでそのせいかも。Ob,Fgはさすが、さっきより拍をそれなりに振っているダウスゴーは指示細かく、弦中心の音作り、余り粘らない代わりしゃくる部分は強め、そして折々で個性的な表現、中でも白眉は第2楽章最後のティンパニ、ppなのに何と強打フィニッシュ!(笑) 第4楽章は第1,2楽章から期待した程耽美的にはならず、終楽章は途中やや指示無く単調な部分もあれど、最後はそれなりの大団円、ただブラスは常にMAXにはならず。

 もっと折り目正しい指揮をする人かと思いきや、かなり個性的で楽しめました。強弱記号無視など、上岡&ヴッパータール響の超個性的5番を思い出した程。

 帰りは本日2度目の高速バス、深夜の頭上では木星とお月さんがランデブー。

0 件のコメント:

コメントを投稿