数日前の予報とは裏腹に晴れ、気温も午後には10度超とややポカポカのテニス日和、なれど練習場所無く、朝ゆっくりしてから東京に出てコンサートへ。
池袋で聴いたのは例年熱い演奏を聴かせてくれるショスタコ専門オケ、ダスビ(昨年は8番)、今回のメインは5番、このオケを初めて聴いたのも5番、12年前の演奏会でした。
そして今回のチラシの煽り文句「<<革命>>と呼ばないで…」には激しく同意! ベートーヴェン5番(←これも日本だけらしい)と比べてすら、ショスタコ5番のこの愚劣なあだ名には根拠も歴史(←自分が演奏してた頃には存在しなかった)もありません。
1月31日(日) 芸術劇場
長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ ロシアとキルギスの金曜の主題による序曲、Vc協1番、Sym5番
最初のキルギスはHr4,Tp2,Tb3、ブラスの爆発度はぼちぼち、改めて聴くとやや凡庸な曲想の感あり、続くチェロ協ではこの曲だけトップを吹いたHr奏者のロシアンヴィブラートが豪快、ソリスト丸山泰雄はアンコールにオケをバックに何とピアソラ!
後半5番はHr6,Tp4,Tb3、弦バスは12本!長田氏のテンポは第1,3楽章でかなり速め、第1楽章Hr難所ソロは直前ユニゾン終盤を休憩、第1楽章中盤と終楽章前半のブラス爆裂度はまずまず、第3楽章の訴求度はぼちぼち、終楽章前半はテンポ速めでアッチェレは少なめ、再現部からコーダはかなり遅め、しかもコーダ前にはムラヴィンスキー式音型が!これを聴いたのはアルミンク&新日以来かも。ただ残念なのはコーダの遅いテンポに耐え切れず(若しくは解釈(その後のAを強調したい、とか?)で)TpハイCが弱々しかったこと。
その後木管が合流してアンコールはまず「ボルト」から荷馬車引きの踊り、グリッサンドを担当しないバストロが迫力、続いてビックリ!ハチャトゥリャン"レズギンカ"、しかもHrおよび総帥のTpは本場モスクワ放響を凌駕する豪快さ!5番での不満がここで解消しました。
アンコールに非ショスタコ曲が2曲もあるなんて、自分が聴いたこのオケでは初めてだったかも。
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