冬晴れ、の割には冷え込み甘くマイナス1度弱、日中は13度とそこそこの暖かさ。
夜は東京に出て今年最後の来日オケ、ハーディング&パリ管でマーラー1番、2年前にこのコンビで5番を聴いてます。
前座のベートーヴェンは苦手科目、6番の実演は多分初めて。
12月18日(火) サントリーホール
ダニエル・ハーディング&パリ管 ベートーヴェン Sym6番、マーラー Sym1番
ハーディングが車椅子で登場してビックリ!コケて右足を骨折したとのこと。弦は対向配置、Fl以外はブラス含めホントに2管、そしてアルトTbが!Ob,Fgなどトップは存在感たっぷり、終楽章などVnが伸びやか、なれど自分には曲調がやや冗長。
後半お待ちかねマーラーはHr8,Tp4,Tb3にHr補助専業のTp,Tb各1、ハーディングは遅めテンポ基調に緩徐部は更に遅く表情付けたっぷり、名物奏者に見えた前半のOb,Fg両トップは降り番で層の厚さを感じます。木管は威勢よくベルアップするもHrはせず、Tpトップが優雅なヴィブラート、弦はマーラーとなるとややボリューム不足な感あれどボルタメントなど表情豊か、第3楽章冒頭ティンパニが片手、弦バスソロは朴訥でいい感じ、ミュート早業着脱ファンファーレ部分はTpは独りでこなし、Tbは最後1音をサボり(若しくは人任せ)、最後の起立はHrのみ、しかも遅らせて2クール目から、全体の迫力はそれなり。アンコールはニムロッド、これは弦が分厚くうねり、特に最後はハーディングも粘りまくって本日の白眉。
ハーディングのマーラーではマーラー室内管との4番に次いで濃い表情でそこそこ満足できる演奏でした。
梶本のチラシに来年のラインナップが、ゲヴァントハウスのブルックナー5番、フィラデルフィアのマーラー5番、コンセルトヘボウのショスタコーヴィチ10番、全て最安が13000円!空いた口塞がらず…。
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