2012年12月6日木曜日

スウェーデン発、世紀の3部作、その1 - スティーグ・ラーソン「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」

 今日からクラブW杯が開幕、番組マスコットガールが佐藤ありさじゃなくなったのがちと残念。

 「悪夢ちゃん」の裏ゆえ全く観られていなかった「実験刑事トトリ」を再放送でチェック、「トトリ」「MONSTERS」共に倒叙形式(後者はセミ倒叙ですが)、しかもオリジナル脚本なのが原作ネタバレ気にせず観られていいところ、、脚本が丁寧なのは「トトリ」ですが、より本格マインドに溢れているのは「MONSTERS」か。

 本日の最低気温は深夜零時の3度台、その後深夜に暖気が流れ込んだか未明に早や10度に到達、よく晴れたけれどやや風のあった日中はぐんぐん上がって最高16度台、15度を超えたのは、と言うか最高気温が平年を上回ったのすら、何と半月振りです。

 昼休み同僚との週一テニスへと向かう構内の小道、いち早く咲いた白いサザンカの隣で、ピンクのサザンカも咲き始めてました、でも例年よりかなり遅め。

 今日は昨日読了した本から、先日買った「東西ミステリーベスト100 2012年版」海外作品最大の驚きは「ミレニアム」3部作の評価の高さ、21世紀作品としては唯一のTop50ランクインにして、「僧正」「X」「三つの棺」「死の接吻」をも上回る12位!

 で読んでみようと思い立てども、さすがに文庫化されて間も無いため100円棚では見つけられず、やむなく通常棚から全作半額購入し、年内はこの3部作に専念です。まずは第1作、このミスでも2009年度の第2位です(因みに第1位は「犬の力」))。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 スティーグ・ラーソン
 経済界の大物との訴訟に破れた失意の敏腕ジャーナリストと、奇矯だけれど凄腕の女性調査員、この2人の人生が35年前の不可解な少女失踪の調査を機にクロス、背後に潜む大きな謎が明らかになってゆくサスペンス、前半やや展開が遅い反面、終盤の急展開は読ませます。謎の設定から期待した本格テイストこそありませんでしたが、スウェーデンを軸としたヨーロッパの現代史を含む壮大なエンターテイメント(の序章)といった趣、ただ訳題も悪くは無いけれど原題「女を憎む男(たち)」の方が内容にピッタリ。

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