2012年12月31日月曜日

2012年印象に残った演奏会

 朝夜行バスで石川着、雨、雪は残っておらず、雨はやがてみぞれに変わり、気が付くと青空、また気が付けば雪、また陽射し、そして雷一発とともに吹雪、と石川らしい天気です。

 今年の回顧第5弾は96回行ったコンサートの中から印象に残ったものを挙げることにします。

 まず強く心に残ったのは次の2公演。

MTT&サンフランシスコ響 マーラー5番 (2012/11/19)
 手兵ゆえのやりたい放題の解釈とサンフランシスコ響のブラスの上手さを満喫。

シモノフ&モスクワフィル ショスタコーヴィチ5番 (2012/12/5)
 ショスタコ、そしてアンコールの「くるみ割り」パ・ド・ドゥのド迫力。

 他には以下の公演も、印象度順に。

パンチャス&アジアユースオケ 海、幻想Sym (2012/8/29)
 アンコール、感動のニムロッドに。

上原宏&武蔵野市民響 マイスタージンガー、ハーリ・ヤーノシュ、シベリウス2番 (2012/11/25)
 爆鳴りブラス、激打ちティンパニ。

MTT&サンフランシスコ響 ラフマニノフ2番 (2012/11/20)
 アンコール「ロデオ」ホーダウンの巨大な音場に驚愕。

ジャッド&アジアユースオケ マーラー9番 (2012/8/28)
 終楽章前半に感動、そしてラストはアバド&BPOを超える66秒の沈黙。

長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ7番 (2012/3/11)
 ダスビさすがのド迫力、ロシアンブラス度80%。

ブロムシュテット&バンベルク響 ブルックナー4番 (2012/11/6)
 重厚なドイツ風のサウンドに。

ティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレ タンホイザー、トリスタン、リエンツィ (2012/10/25)
 ケレン味だらけの解釈に、特にリエンツィの大迫力。

チョン&ソウルフィル 海、マーラー1番 (2012/1/16)
 ノリノリのオケで初めてチョンの意図するマーラーが100%再現された感あり。

 ボケ進行で記憶の風化が早くなっているため、半年前のP.ヤルヴィ&フランクフルト放響デワールト&ロイヤルフランダースフィル(共に6月)はやや割を食らって次点です。

 あと番外編で以下の公演も:

メルクル&国立音大オケ マーラー2番 (2012/7/16)
 シュテンツ&N響の50秒には及ばないにせよ30秒余の長大クレッシェンド、ラスト1音も最長記録レベル。

インバル&都響 ペトルーシュカ (2012/4/7)
インバル&都響 マーラー3番 (2012/10/28)
 Tpソロパートを2人で分奏させる怪しい解釈。

佐渡&日フィル マーラー6番 (2012/5/25)
 3度目のハンマー、しかも楽譜と違う場所。

十束&市川響 十束尚宏 交響曲 (2012/7/22)
 臆面も無いマーラー9番からの引用に。

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