2013年1月27日日曜日

セゲルスタム&読響の豪快R.シュトラウス&シベリウス2番

 さっきセゲルスタム&読響でシベ2を聴き、期待通りの豪演でした、これからヤングヤマカズ&大フィル「幻想」のFMエアチェックなどバタバタするので続きはまた明日。

<続き>
 映画版の後日談らしい昨夜の「ストロベリーナイト」特別編、涙を溜めた「スプラウト」うざみゆのシーンには少しウルっときました。

 この日は東京に出て午前テニス、午後コンサートと典型的休日、天気も典型的な冬晴れながら朝の冷え込みはマイナス3度台とほどほど、日中も最高8度台と平年並み。

 午後はアマオケのマーラー1番と迷ったんですが、いつも豪快な演奏を聴かせてくれるセゲルスタム&読響のコンビを選択、シベ2だけにラストの豪快な響きに期待です。

 セゲルスタムのシベリウスと云えば、ずっと前、まだ呼び方が「セーゲルスタム」だった頃にヘルシンキフィルと聴いた気がします。その時はフィンランディアでは編曲?と思える程個性的な表現はありましたが、2番はそれ程特異な表現ではなかった印象、今回はどうでしょう。

 ただ読響の2番は1年前にヴァンスカとやったばかりなので、どちらかというと5番を聴きたかった気もします。

1月27日(日) みなとみらいホール
 レイフ・セゲルスタム指揮読響 R.シュトラウス 死と変容、セゲルスタム Sym252番、シベリウス Sym2番
 先日マーラー5番で雄大なソロを聴かせてくれたTpトップは降り番らしく残念、まずはR.シュトラウス、遅いテンポ基調にブラス中心にオケをよく鳴らす表現、速い部分などキレや揃いは悪いんですが、鳴りのよさでは過去同曲のNo1(とは言えこの曲の実演は10回程度か)。続いて自作の世界初演、副題は"ヒッグス粒子に乗って惑星ケプラー22bへ"、大編成オケの両翼にピアノとハープを1台ずつ配し、左側のピアノに自分が入り指揮者は不在、不協和音っぽい持続音に連打音が加わる曲想がずっと続く単一楽章20数分、要所で何度かコンマスD.ノーランが起立してキュー出し、中盤でFl群が、曲の最後で2ndVnの後方プルト?が起立演奏し、最後の1音の終了合図もコンマスが起立して指示、ある意味どこが交響曲?という感じ、途中のHrからTpへと渡される地獄のハイトーン、およびマーラー6番の如き巨大ハンマーの連打が印象的。
 後半はシベリウス、マーラーやR.シュトラウスの時と同じくffでのブラスの鳴りは豪快、一方表現は濃いめながら個性的な点はかなり減少、中では第1楽章から間をおかず入った第2楽章の冒頭、低弦のピッツィカート部分でテンポのオンオフが激しかったのが印象的、全体でもテンポの動きは多く、乱れたり落ちそうになったりする箇所も、終楽章前半のブラスのファンファーレ部分は思ったより抑えめ、その代わり凄かったのがコーダ、2度のコラールで血管が切れそうな位にTpを吹かせた後、最後の3つの和音を、大きく間を取りつつ長ーく、しかも全てにクレッシェンドをカマす、とケレン味120%にして壮大なフィニッシュでした。

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