2013年5月5日日曜日

朝活オケによる初の非マーラー - 酒井敦&モーニングフィル、ローマの松と英雄の生涯

 この日は大忙し、LFJの会場から荻窪に移動して聴いたのは、3年前の旗揚げの9番以降、一貫して(公式の)公演ではマーラーのみやってきたアマオケによる、初の非マーラー公演です。しかも採り上げたのは大好物の松とR.シュトラウスです!

5月5日(日) 杉並公会堂
 酒井敦指揮モーニングフィルハーモニー管弦楽団 レスピーギ ローマの松、R.シュトラウス 13管楽器のセレナード、英雄の生涯
 最初にサプライズ曲が2つ、まずブラス20数名とティンパニ2名が登場し、誰かの自作?っぽいファンファーレを演奏、続いて木管群が登場し指揮者も交替し、何とR.シュトラウスの13管楽器のセレナードが!実演は初めて、と言うか何故13本なのか疑問氷解、2管で8本+コントラファゴット、あとHrが4本もいたとは!
続いて指揮者が元に戻って予定の松、バンダはPブロック後方、Tp4,Hr2,Tb2とユーホ1がズラリ、本隊はHr6,Tp3,Tb3、そして海外オケでしか見たことのないL字型巨大バルブTbが!チューバ不在だったのでそのパートか?オルガンは電子オルガン(か不使用)、鳥の声は録音使用、ドラが深々していい感じ、舞台裏のTpソロはその後(多分)バンダのトップへ、最後は本隊・バンダともまずまずの鳴りでホール小さめなこともあってかなりの迫力でした。
 10分休憩の後に始まった英雄の生涯は8本のHrがいい鳴り、そしてコンマスソロが激ウマ、と言うか彼の参加あっての選曲かも、木管の"嘲笑"パッセージを遅めのテンポで過去聴いたどの演奏より強調していたのが印象的、5本中3本が舞台裏へと往復したTp陣、闘いの部分では4th?Tpが豪快で、美音トップのハイトーンもしっかり決まってなかなかの盛り上がり、あとラストの爆発での大太鼓の打ち込みが強烈でした。

 マーラーから違う曲になり参加メンバーが変わったか、ここ1-2年で顕著だった弦の不安定さがかなり解消していた気がします。

 因みに明晩もアマオケ、マーラー9番です!

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

この日は私も聴きに行きました。
コンマスソロが激ウマでしたか?だって彼はアマではなくプロですよ!

pic1025 さんのコメント...

うひゃあ、道理で上手い訳ですね!
貴重な情報どうも有難うございました!

匿名 さんのコメント...

>L字型巨大バルブTbが!チューバ不在だったのでそのパートか?

チンバッソですね。
コントラバストロンボーンみたいなもんですが、チューバ奏者が持ち替えで演奏します。プッチーニやヴェルディなどのイタリアオペラではよく使うのですが、ピットの中が多いからステージ上では珍しいかも。
以前はチューバで代用してましたが、最近は使うことが増えました。
「ローマの松」も本来はトロンボーン4という指定なのでチンバッソを使うのが正しいんでしょうが、チューバでやっちゃう演奏の方が多いかも。

pic1025 さんのコメント...

貴重な情報有難うございます!
よく考えると自分はアッピアを吹奏楽でやっただけで、本来のオケの「松」の編成を知らないことに気付きました。
勉強になります!これからもご教示よろしくお願いします!

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