2013年11月14日木曜日

巨匠の1ダース - 泡坂妻夫「鬼子母像」

 深夜零時前に零度を割り、朝までずっとマイナス気温、未明の-2度弱は勿論今季最低値、ただ宿舎の室温は空調が無くても15度超を維持、一方職場では今日から暖房が!(昨日から?)、例年より早くてびっくり、ケチ、いや、節電意識の高い職場なのに。

 朝の定点測定で体重がやっとスペイン出張前に復帰、2ヶ月振りに昼飯再開へ、まずはご飯抜きでおかず小皿3-4品から。

 連日の冬晴れで日中の最高は13度台と過去2日より高め、とは言え平年よりは低く、昼休みの同僚との週一テニスは短パン半袖だと最初しばらく寒かったです。

 昨夜テレ東2時間枠で泡坂妻夫の亜ものが! 亜愛一郎シリーズのドラマ化って記憶無く興味津々視聴。

 しかーし、観て仰天! 原作ではパッとしない容貌のキャラが映像化でイケメンに、ってことはよくありますがその逆! 長身眉目秀麗の亜が短躯の三枚目に、そして雲・虫などの専門家がポートレートの専門家に、しかも内容は原作とはほぼ無関係にしてミステリー的興趣もゼロ、"写真家:亜愛一郎"って設定以外は似ても似つかぬシロモノ、ここまでかけ離れていると呆れて言葉も出ず、泡妻が墓の下から化けて出てきそう、と言うか出てきてくれると嬉しいかも、ってそれを狙った企画か(笑)。

 で泡妻と言えば、最近読んだのが彼の作品集、薄めの本なのに12編も収録されてます。

鬼子母像 泡坂妻夫
 '90年代に雑誌掲載された短めの作品が12編、内容はそこそこバラエティあれど奇談的なもの多く、ミステリー度はかなり低め、表題作のそこだったか!って着地点、「ジャガイモとストロー」の種明かし、あと「指輪の首飾り」の奇妙な味が印象に残りました。

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