2013年11月18日月曜日

ヤンソンス&コンセルトヘボウの火の鳥、チャイコフスキー5番

 朝は最低4度台とほぼ平年ながら十分寒かったんですが、午後は最高19度台と昨日よりさらに高い小春日和、昼休みは壁打ちをサボって公園のベンチで日向ぼっこ、そこで30分以上過ごしたせいか、後で目が痒くなりました、秋の花粉か。

 夕方はまた出直してコンサート、ほぼ2年の1度のペースで来日しているヤンソンス&コンセルトヘボウのコンビです。今日のメインはチャイコフスキー、自分には別プロのR.シュトラウスと比べて魅力は薄いのですが、このコンビの「英雄の生涯」は初来日時に聴いてるし…、ってことでこっち、ま、実際のところ、予算内入手(最安席定価は既に予算オーバー)出来たのはこっちだけ。

11月18日(月) 東京文化会館
 マリス・ヤンソンス指揮rロイヤル・コンセルトヘボウ管 ワーヘナール じゃじゃ馬ならし、ストラヴィンスキー 火の鳥、チャイコフスキー Sym5番
 弦は音域順、FgとClが通常とは逆の並び、ブラスは左にHr4、右にTp3,Tb3、最初はワーヘナール初体験、楽しく賑やかな曲でした。東京文化(5階L)でコンセルトヘボウを聴くのは初めてなせいか、これまでそれなりに上手い、って印象しかなかった弦セクションにキレと厚みを感じました。またこれは毎度のことですがのびのび木管陣が魅力的。
 次にブラスは人が入れ替わりつつTpが2本に減って火の鳥、ヤンソンスは1919年組曲版を完全に続けて演奏、曲想により指揮棒を右手に持ったり持たなかったり、そして例によって彼流の編曲が少々、Hrトップが激ウマ、しかも終曲ソロはゲシュトップ気味、最後のファンファーレ後半ではブラスはスタッカート気味に吹き、全体の迫力はほどほど。
 後半チャイコはHrが5人に、ヤンソンスは各所で個性的な表現、特に第1楽章再現部第2主題での極端な味付けが印象的、Hrソロはヴィブラートたっぷり個性的、またここでもややベルに手を入れた感じの音色、全体的にブラス抑えめで弦管バランスサウンド、アンコールもチャイコ、「眠りの森の美女」から"パノラマ"を情感たっぷりと。

 コンマスは前半入場時には皆と一緒に、休憩後の後半は遅れて一人で入場、と通常と逆パターンの登場スタイルでした。

 会場内は黒服だらけ、と思えば皇太子夫妻が来ていて、そのせいで開演前や終演後の人の流れが遮られて大渋滞したり、20分の筈の休憩が25分超だったり、とやや難儀、サントリーだったら秘密の?通路があるから余りこんな不具合は起きないのですが。

 明日はフルシャ&都響でスークです!

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