2015年1月6日火曜日

ミステリー度ますます低め、プレゼント的後日談の秋 - 森博嗣「四季 秋」

 がーん、予想外の静学敗退、まさか日大藤沢に負けるとは…、セットプレーに弱いのもセレソンと同じ(涙)、ベスト4はほぼ関東勢、仕方が無いから故郷の星稜でも応援するか。

 気温は予報より更に上がって最高16.9度! これだと強風でも暖かく、まるで春一番の趣。

 本日は年末年始の帰省の頃に読んだ本から、昨秋の課題図書の積み残し、森作品の初期シリーズ?も残り2作です。

四季 秋 森博嗣
 時系列としては「F」や「有限と微小」の後、真賀田四季は余り登場せず、もっぱら犀川&西之園シリーズおよび紅子シリーズの主人公達のその後が描かれ、遂に両者が完全にクロスオーバーします。ミステリー要素少なく、ほぼ全てが両シリーズのエピローグ的後日談、まさに継続的読者へのプレゼントの趣。

 「F」および「有限と微小」を再読してみたくなります。あと、TVドラマ版はやはり四季シリーズの内容を加味していたことが判明、手遅れでしたが…。

 以前どこかに書いた気もしますが、犀川&西之園シリーズの文庫解説は錚々たるメンツ(森博嗣否定派も含め!)が名を連ねる一方、紅子シリーズの文庫解説は有識者?からのファンレター的なものと対照的でした。そしてこの四季シリーズ、巻末には解説ではなくて一般読者からの感想が集められています。

 で本作に寄せられた巻末感想文の中で激しく印象に残った一節:

「八年間の解答がここにある。」(某読者・十六歳)

っておい! キミは8歳の頃から森博嗣読んでるのかっ!

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