2015年5月10日日曜日

5つのリドル・ストーリー - 米澤穂信「追想五断章」

 阪神遂に最下位(涙)。

 夜行バスでスポット帰省、例によってまた窓側席、30数連敗継続中(涙)、石川にしては爽やかな晴れ、ただ気温は20度に届かず。

 帰省に際して読んだのは米澤穂信プロジェクト第3弾、同年刊行の「秋期限定」(10位)「羊たち」(17位)を押さえ「このミス」2009年度第4位にランクされた本作、前回が"最後の一撃"がキーワードだったのと同様、今回は"リドルストーリー"がキーワードの長編です。

追想五断章 米澤穂信
 古書店に居候する主人公が魅力的な女性から依頼されたのは亡父の書いた"リドルストーリー"探し、その5つの物語の内容と絡み合って徐々に明らかになる実際に起きた事件の真相、伏線の妙にはそれ程感心しませんでしたが、筆者のマニアックなまでの本格魂、と言うかミステリーマインドには泡坂妻夫をすら思わせます。

 月曜に父母の遺産関連事務手続きを済ませ、帰りの夜行バスは300円余分に払って席位置を指定出来る便にします。

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