2015年6月8日月曜日

加賀の読み解く下町人情噺 - 東野圭吾「新参者」

 6月からやっとローソンも無料WiFi開通、今初めてトライ中、そこそこ快適。

 本日は最近読んだ本から、先日読んだ「追想五断章」(4位)や「栗きんとん」(10位)と同じ2009年度"このミス"第1位!にして連続ドラマ化もされた加賀シリーズの1作、なかなか100円棚に並ばず、先日漸く実家ブックオフで発見、即読了。

新参者 東野圭吾
 ある殺人事件とその捜査が下町の人々に起こす波紋を描く連作短編風の長編、メインの事件の謎解きは勿論ありますが、どちらかと言うと各章でそれぞれ違う人達に起こる日常の謎系、それをことごとく人情噺へと落とし込む手腕は巧いです、嫌味な程。

 趣向のオリジナリティの高さは感じますが、このミス1位、ってのはピンと来ません。

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