2015年6月14日日曜日

創立40周年に神Tpと情感豊かなマーラー3番 - 和田一樹&豊島区管弦楽団

 夏日、終日の曇り、メキシコ赴任になるテニス仲間の送別会で午前テニス、夜は宴会、昼テニスを抜けて、午後はアマオケ。

 聴いたのは何年か前に見事なマーラー6番を聴かせてくれたオケ、しかも今回は大好きな3番!創立40周年を記念しての大曲とのこと。

 芸劇は自由席を認めない方針なのか、アマでも常に座席指定のスタイル、招待引き換えに並ぶ際、いい席を貰おうと早めに行くと、主催者が良かれと思っているけれど自分には苦手な席(1階前方など)を与えられるリスクもあって、それなら最後に行って3階席最後方を貰うほうがマシかな、といつも戦略に迷います。

 テニスがあった都合上、引き換え開始時間前に並ぶのは無理、結局開演1時間10分前、と中途半端な時間に行き、配られたのは1階3列目中央、とあっさり懸念通りの苦手な席、大失敗です(涙)。

6月14日(日) 芸術劇場
 和田一樹&豊島区管弦楽団 マーラー Sym3番
上記理由によりブラスの本数不明(パンフではHr8,Tp5,Tb4)、同様に全体のバランスも不明、ながら弦管共に安定、コンマスが上手でチャーミング、冒頭含めHr全体の吹きっぷりはぼちぼちながらトップは美音で特に(微妙に難しい)第2楽章が秀逸、Tbソロは野太さ繊細さ両面で見事、そして何よりTpトップが音色、迫力共に神レベルの素晴らしさ、やや強めに吹いた終楽章弱音コラールのハイトーンなど泣かせました。第1楽章後にはブラボー!の声とパラパラ拍手も。第1楽章後(か第2楽章後、もう忘れた…)に女声合唱約50名が舞台後方ひな壇に、少年少女合唱約30名がLBブロックに入場し、第3楽章コーダのffで起立、それと同時にアルトが指揮者左脇に入場、終楽章が始まると間も無くしずしずと全員着席するスタイル、舞台裏左のポストHrソロはTp(かコルネット)使用、初めて接する和田氏の表現は第1楽章の行進曲は楽しげ、第2楽章は表情豊か、そして何より遅めテンポの終楽章が情感たっぷり、アマによる同曲では史上2番目の感動度でした(1番はオーケストラ ハモン)。最後の1音はかなり長め、かつ天上へとすーっと消えてゆくような終え方、でしたがまたブラボー!に打ち消されてました(笑)、アンコールは勿論無し。

 3番はヤングヤマカズ&日フィルテミルカーノフ&読響に続き今年はもう3度目ですが、今日の演奏が1番感動しました。

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