2016年3月27日日曜日

キタエンコ&東響のショスタコーヴィチ5番

 阪神ドラ1のお蔭で片目明く!

 晴れ時々曇り、気温は昨日より少し上がって平年並み、例によって早起きして東京に出て午前みっちり練習、コートに向かう道中、オレンジのひなげしの花がもう咲いてます。

 半月前合宿で痛めた右ふくらはぎを振り回し練で再度痛め、午後はびっこを引きつつ川崎へ。

 ミューザで聴いたのはキタエンコ&東響のショスタコ5番、このコンビのショスタコは7番を聴いてますが、爆演系かと思いきや、端整な演奏でした、5番もそうでしょうか。

 あとこのコンビだと数年前に聴いたラフマニノフ2番が国内オケによる同曲では最も印象に残る佳演だったので、その意味でも楽しみ。

3月27日(日) ミューザ川崎
 ドミトリー・キタエンコ&東響 チャイコフスキー "エフゲニー・オネーギン"ポロネーズ、Vn協、ショスタコーヴィチ Sym5番
 コンミス大谷康子さんは今日がラストとのこと、最初のチャイコはHr5,Tp3,Tb3、通常豪壮華麗にやるこの曲を大人しく演奏、中間部など驚く程静か、続くVn協、ソリスト成田達輝は若者でかなりテクニックがある印象、アンコールが無くてホッ。
 後半ショスタコはHr5,Tp4,Tb3、さっきVnCでHrトップ吹いていたハミルが不在(涙)、第1楽章第1主題は特に劇的にやらず1音づつ丁寧に、第2主題は速めのテンポ、基本ケレン味殆ど無い解釈ながら、中盤の頂点、弦とHrのユニゾンではテンポダウン、その際少し休んでいた割にその後のHrトップのソロは今一つ、第2楽章も諧謔味薄め、第3楽章は精緻なサウンドで祈るが如き、泣かせるOb筆頭に木管ソロも達者、そこそこ激しい頂点の後、チェロが呻く様に歌ってから高弦に主題が移った箇所でVnのアクセントが強烈、終楽章は遅く入ってすぐにアッチェレするスタイル、全体にブラスの鳴りはそこそこ、コーダはロシア指揮者にしては速くてビックリ、TpハイCバッチリ、最後の数小節のみテンポダウンしてプチケレン味。

 基本このコンビは精緻な演奏をしますね。知人によるとN響を振った5番('90年代、先日FMでやっていた)でもコーダは速かったとのこと。

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