2016年3月26日土曜日

赤ペイントピンコ立ちの春の祭典 - 鈴木ユキオ「春の祭典」「Yoyesに捧ぐ」「微分の堆積」

 渋谷でヤングヤマカズのマーラーを聴いた後、三茶へ移動、気になっていた舞台に参戦。

 ダンサー/コレオグラファー鈴木ユキオ主宰公演、昨年初演された「春の祭典」が評判だったので興味あったところ、安く入手出来たため出陣。

 世田谷パブリックシアターは何度か入ったことありますが、シアタートラムは(多分)初めて、自由席ながらチケットに整理番号があり、56番(涙)!だったので少し待たされましたが、最前列に座れました。

3月26日(土) シアタートラム
 WARP MANIA 「春の祭典」「Yoyesに捧ぐ」「微分の堆積」
 前半は「春の祭典」「Yoyesに捧ぐ」、春の祭典第1部が鳴る中、ボール紙製書類ボックスがレンガの如く積み上げられた壁をスクリーンとして映像が投影(戦争関連多め)され、その壁を鈴木が数個ずつ崩してゆき、書類ボックスを舞台上の並べてゆくと、次第に映像は舞台背面のスクリーンへと移行する趣向、全て並びえた頃に第1部終了、音楽は一旦停まって鈴木の口上、書類ボックスには数多の春の祭典ダンス過去公演データが入っており、既成概念を破壊する意でそれらボックスの列を全て叩き飛ばし、踊れるスペースを確保、第2部が鳴り出して舞踊スタート、女性ダンサーも加わり、よく見れば男性はスカート、女性がズボンと衣装が逆、終盤には上半身脱ぐと両名とも赤いペイント、サルの動きを取り入れた感じの動きが印象的、デュエットながら最後までお互いに決して触れ合わない2人。そのまま静かな音楽になり「Yoyesに捧ぐ」が数分、ここで2人の距離はより近くなれども決して触れること無し。
 休憩を挟んで「微分の堆積」、床が黒から白に変わり、ダンスの練習風景っぽい5名(男2、女3、時々鈴木氏が合流して6名)、背後ではチェルノブイリ関連のテキストの朗読、踊りは個々の色々な動きがだんだん繋がりシンクロしてゆく流れ、とは言え小1時間やや変化に乏しく途中で飽きました。

 前半の春の祭典第2部以降は圧倒されましたが、前半のそれまでと後半は素人にはややシンドイものがありました(笑)。

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