2012年11月22日木曜日

シリーズ第5作は中短編集、密室講義+アラカルト - 三津田信三「密室の如き籠るもの」

 ビックリのニュース:米大学バスケで1人で138得点!
内訳は通常のフィールドゴール104点、3ポイント27点、フリースロー7点とのこと。フリースローの少なさがいかにも、って感じ。

 この記事を読み「100点と言えばウィルト・チェンバレンでしょ!」と思ったのはいいんですが、100点きっかりだったか100点超えだったかはうろ覚え、確認のためネットで調べたところ、それ以外にも彼の凄いエピソードがザクザク、昼休み壁打ちするのも忘れて読み耽る羽目に、例えば"1試合55リバウンド"ってのも凄いです。因みに彼のNBA1試合最高得点記録は100点きっかりでした。

 暦は小雪、朝は4度台とそこそこ寒い、と思ったのに平年値は3度らしくこれでも高めの値、薄曇の日中は13度台とこっちは平年より低め、さっき半月が綺麗だったので今夜はもっと冷え込みそう。

 本日は先日読了した本から、刀城言耶シリーズ再着手企画の最後にして第4弾は、シリーズ第5作にして第1短編集、とされてますが、短編3つと中編1つからなり、後者は文庫にして265頁、第5長編と言ってもいい分量、しかもこれまでのスタイルを踏襲し「○○講義」付きです。

密室の如き籠るもの 三津田信三
 3つの短編では凶器の消失、家の消失、鉄壁のアリバイが、中編の表題作ではタイトル通り密室がフィーチャー、ガチガチの「密室講義」もあり、前作「山魔」でもそうでしたが、クイーンやクリスティーへのオマージュと思える内容も。伏線の回収が綺麗で起承転結まとまっている「迷家の如き動くもの」が最も印象的、あと「隙魔の如き覗くもの」の遊び心溢れる本格テイストも、表題作に関しては以下ネタバレの項参照。
<< 以下ネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
 表題作は密室が強固なためか珍しく真相が自分の予想と同じでしたが、その前のダミー解決の方が優れていると思います。

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