がーん、昨夜コンサート2連荘から戻ると、留守録してくれている筈のバレンボイム&VPOのライブ(牧神と海)、電源は入ってるのにDATが動いてません(涙)。
以前はこういった留守録失敗はまれ、かつ失敗しても原因は(1例を除き)明確に判明したんですが、ボケが進行したここ1-2年、タイマーセットはしたけれど電源は落とし忘れた、等々アホレベルのミス頻発、今や原因究明する気も起きず(涙)、人として壊れつつあります。
冬晴れ、朝は冷え込んで-1.6度と、今季初のマイナス気温、昨日ハードスケジュールをこなした割には風邪はよくなってます。
午前中は教え子の応援、よりも後輩の学園祭を優先し、駒場へ陣中見舞い、学園祭3日目にしてやっと快晴になりよかったですが、気温は最高11度台で日陰だと寒い感じ。
午後はアマオケでコダーイ、同時間帯には上手なアマオケのマーラー5番が渋谷であったんですが、そのオケ、最安席が何と2000円!(都響よりも高い!) 有料のマーラーより無料のコダーイ、ってことで三鷹へ。
中学以来の大好物である中プロの「ハーリ・ヤーノシュ」は勿論、前プロもメインも全て好きな曲、と言うのも割と少ないかも、特に最初のマイスタージンガー第1幕前奏、入学式で大学オケが演奏した時の印象が悪かったせいでしばらくは好きな曲ではなかったんですが、その後トスカニーニ&NBCの引き締まった演奏で評価が一変し、更に80年代のバイロイトFM中継、ホルスト・シュタインの棒の下、ブラスが吼えまくり、弦が唸りまくりでむせ返るような熱気のある演奏を聴いて以降、俄然好きな曲に、ただ実演ではラストに向け前半は抑える演奏が多く物足りないことがしばしば。
第77回定期、ってことでかなり歴史のあるオケながら聴くのは初めて、会場の武蔵野市民会館も久し振り、三鷹駅からホールに向かう小路、通称文化会館通りの駅側が少し様変わりしていて降りる駅を間違えたかと思いました。
11月25日(日) 武蔵野市民文化会館
上原宏指揮武蔵野市民交響楽団 ワーグナー マイスタージンガー、コダーイ ハーリ・ヤーノシュ、シベリウス Sym2番
マイスタージンガーは冒頭からブラスがんがん、特にチューバが存在感、Vnも負けずに鳴っており、徹頭徹尾暑苦しい演奏を聴けるのは久し振り。続くハーリ・ヤーノシュも第1曲からTpが激しい吹きっぷり、終曲でも3本のコルネットが加わって6本になったTpが朗々と鳴り渡り、負けじとパーカッションも激しい打ち込み、指揮の上原氏は第1楽章の長ーいパウゼや、第4曲のタイミングの早いアッチェレなど個性的、この破天荒な曲の奔放な演奏は人生で2、3度目かも。
後半シベリウスでもブラスの鳴りは衰え知らず、更に第2楽章中盤ブラスの頂点ではティンパニがそれをかき消すほどの全力ロール、終楽章でもTp、Tbは盛大に鳴り響き、最後のコラールの鳴りっぷりは過去アマオケの同曲では最高にして、1stTbに限ればプロを含めても最強の鳴り、感動しました。アンコールはこのオケのもう一つの美点であるVnの清冽な響きを活かし、定番のアンダンテ・フェスティーヴォ、ラストでまたまたティンパニが全力ロール、この曲でティンパニが全力で叩くなんて前代未聞なのでは(笑)。
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