先週スタートの韓ドラ「シークレットガーデン」と「パダムパダム」、シベリウス「悲しきワルツ」をアカペラで効果的に使っていた後者がより面白そう、なんですが元は1時間あるものが42-3分とかなりカットされてるので続けて観るかどうか迷い中。
朝から曇り、昨夜の暖気も残り朝はプラス気温、最高となる8度台を午前中に記録した後、昼からの雨とともに気温は降下、午後はほぼ5度未満でした。もうとっくに梅が咲いてる時期なのに、まだひとつも見かけません。
雨の中仕事を早上がりしてみなとみらいへ、聴いたのは金&神奈川フィルによるマーラー、このコンビで3番、5番と聴いて、今夜は足掛け3年に亘るチクルスの掉尾を飾る10番、しかもクック版全曲。
赤貧ゆえ国内オケの予算は2000円が基準で上限は3000円、指揮者とオケの組み合わせは別として、その曲を演る、ってだけでその上限値出しても聴こう、と思うのは、家庭Symとローマ3部作とマーラー3番、そしてこのマーラーの10番全曲くらい。
と言うのも終楽章冒頭、"消防士の太鼓"が連打された後にFlが切々と歌いだす部分はマーラーの書いた最も美しい旋律だと思ってますし、クラシック全曲を通じて唯一、毎回泣きそうになる箇所だから。ま、ウィン・モリス&フィルハーモニア管のレコードで初めてこの曲の全貌を知った時の驚愕と感動の刷り込みが(Flソロに関してはオーマンディ&フィラデルフィア管のLPとの相乗効果も!)入ってはいますが。
ただ平日しかも遠方、と交通費が余計に掛かるため、直前まで迷った挙句の参戦、ま、プロによる同曲は3年振り(前回は飯森&東響)なので。
2月15日(金) みなとみらいホール
金聖響&神奈川フィル マーラー Sym10番 <クック版全曲>
オケは弦バスが左奥に来る対向配置、両端楽章は標準かやや遅め、金はいつもの流麗なスタイルは控えめで全体に判りやすい棒、各動機を丁寧に刻み込む堅実な音作り、アルマのA音が叫ぶ阿鼻叫喚のffはやや柔らかめ、第3楽章後に音合わせを挟んだ中間楽章では、第2楽章最後の少し前での急激な加速と、第4楽章から終楽章へ移行する部分でのスローダウンが印象的。オケでは木管陣の思い切りのいい吹きっぷりが出色、Tpトップは(最後にちょっと落ちましたが)難所を無難にこなし、充実のHrトップは終楽章後半など泣かせる節回しで、5本のHrは全体でも密度の高い鳴り、また消防士の太鼓は乾いた音でなかなかの迫力、いつ音を止めればいいのか判らない振り方で最後の1音が消えた後、緊張を解くまで40秒弱の黙祷、隣の男性は涙を拭き拭き拍手してました。
第1楽章終盤の弱音部でどこからかモーター音っぽい地鳴りの様な低音がしばらく響いていたのが演奏者には可哀想でした。
このコンビのチクルス中、震災直後だった6番を来年再演するそうです。
深夜家に戻ると、何故かメルクル&N響のFM生中継が留守録されておらず、実は先週のウルフ&N響も留守録が作動しておらず失敗(涙)、その時はタイマーセット後電源の落とし忘れ(逃し)かな、と思っていただけに、今日はその点もしっかり確認済、帰宅後すぐ動作検証すべくその場でタイマー時刻を再設定して留守録作動を確認したので、タイマー若しくはDATデッキの録音スタート機構の不具合でも無さそう、またも原因不明の混迷へ…。
0 件のコメント:
コメントを投稿