今日のボケ老人:
デュトワ&ロイヤルフィルの6000円券を入手するため、先日わざわざ文京シビックの会員に、なのにその肝心の先行発売が本日10時だったことを失念、それに気付いてアクセスした11時、まだ最安席は残っていた(但し△マーク)のに、座席選択購入(←時間が掛かるため残席僅少の場合他の人に先を越される)と愚かなチョイス、その手続き中にSOLD OUT(涙)。
朝はマイナス2度と平年程度の冷え込みながら、曇りの日中は殆ど5度にも届かずかなり低め、昨夜の博多ラーメンが祟ったか体重が1kg近く増加(涙)。
昼休み壁打ちに出るともう雨が降り出し、「聞いてねえよ!」と小雨の中プレーしてたら5分足らずでガットが切れて終了(涙)、今年初めて梅が構内で咲き始めているのを観測しました。
夕方雨が上がった中、東京に出てコンサート、聴いたのは下野竜也"卒業"公演と題されたブルックナー5番、オケの規模の点では好みながら曲の志向としてはやや苦手なブルックナー、実演で10回以上聴いてるのは8番だけかも、本日の5番は(日記を振り返ってみると)たぶん過去7回、うち自腹で聴いたのは半分程度、で今回も心優しい知人からの頂き物による参戦です。
2月18日(月) サントリーホール
下野竜也&読響 ブルックナー Sym5番
まず金管がHr、Tpそれぞれ1アシのみと少なめ(Hr5,Tp4,Tb3)だったのが驚き、なのにブラスの鳴りは過去同曲最高クラス、スクロヴァチェフスキ&読響の同曲よりずっと鳴らしてました。下野はパウゼを多めに取り、各動機をじっくり押さえつつの進行、棒をかなり細かく振って、楽譜の全ての音を漏れなく表現しよう、といった印象で、曲の構築性が明瞭になる反面、流れが悪くなっていた感もあり、一長一短だったかも、あとバロック音楽の如く強弱強弱と似た楽想を繰り返す場合に弱の部分を殊更に抑えていたのが特徴的。第2楽章後に再度音合わせ、オケは弦に厚みがあり、木管やHrソロ(←客演奏者とのこと!)も達者、そして何よりブラス全体の鳴りが最初から最後まで朗々として素晴らしく、豊満で壮大な"音の城塞"を満喫、終楽章コーダの手前、そこへ向かってブラスが延々と吹き続ける部分をややセーブしていたのが少し残念だったくらい、あとロールをもっと力強く、と感じたティンパニも仕上げの1発は迫力十分。
1stTpのアシが女性だったのが個人的注目点でした。
自分がこの曲に期待する"ブラスブリブリ、音の大伽藍"(ブルックナー好きには怒られそう)に近かった点ではペーター・フロール&東響と並び双璧、しかも東響はブラスが倍管だったことを考慮すれば、こっちがパフォーマンス的には近いかも。
TV収録が入り、しきりと場内放送で「早めの拍手はやめて!」と訴えていたのが功を奏したか、最後の一音が消え完全な静寂が訪れるまで拍手は起きず、その後やんやの大喝采でした。
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