サロネン&フィルハーモニア管を1曲目だけ聴いて芸劇の3階席最後方席を立ったのが2時20分頃、池袋駅23分発の有楽町線を捕まえられれば余裕でサントリー3時前に着ける、と下方へと階段&エスカレーターダッシュ、しかし、ホームに着いた時には電車は出た後(涙)。
次の策は29分発に乗り飯田橋駅着38分、乗り換えを2分未満に収め40分発の南北線をキャッチすればさっきの失敗は挽回可能、前日に乗り換えの予行演習を済ませていたため、正しい位置取りと階段ダッシュでホーム間移動は1分弱、無事サントリーには2時55分頃到着。
そこにいた知人によると期待通りソリストのアンコールがあり、後半開始は3時5分とのこと、ダッシュしなくても大丈夫だったか…。
って訳で聴いたのはネゼ=セガン&ロッテルダムフィル、このコンビ前回来日時のショスタコ5番はかなりいじる面白い演奏だったのでラフマニノフも期待です。
2月10日(日) サントリーホール
ヤニク・ネゼ=セガン指揮ロッテルダム・フィル ラフマニノフ Sym2番
オケは対向配置で弦バスが最後方横1列にずらり、何とネゼ=セガン体調不良につき、前半はソリストリシエツキの弾き振りおよびコンミスのアシストでやったとのこと、よって登場時もやや弱々しく、楽章間にはペットボトル(たぶんサントリー"ダカラ"(笑))から水分補給。それでも緩急の差を大きめに取り、各所でタメ、そして内声重視でこれまで埋もれていたパッセージが浮き上がる、とまずまず個性的ながら、ただショスタコ5番の時から想像した程の粘りと煽りは無かった印象、あと速い部分でのサウンドのキレは今一つ、第3楽章頂点でぐんぐんテンポアップして壮大に盛り上がったのが白眉か、ただその後再現部でHrソロが途中で調子が狂って少し落ちたのがちと残念、しかも第3楽章後にはパラパラ拍手が!この箇所では初めて(笑)、オケでは5本のHrがいい鳴りでしたがTp、Tbは終楽章の最後まで抑えめ、ただその分ラストの爆発はカタルシスを感じる演出、アンコールには定番ヴォカリーズをこれも予想よりは甘くない表現で。
フィルハーモニア管とロッテルダムフィルの同日聴き比べ、オケの鳴りはフィルハーモニア管の方がよかった感があり、それだけに「春の祭典」を聴けなかった(聴かなかった)のが残念です。
この後また池袋に戻り、芸劇で観劇、それはまた別の記事で。
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