2013年4月6日土曜日

嵐の中の充実ラフマニノフ2番 - 久保田昌一&Orchestrada

 最近気になっっているCM:
渡辺謙の缶ビールのCMでマーラー1番終楽章クライマックスが使われてるんですが、そこそこ濃い目の演奏です。

 アマオケのハシゴ後半戦、瑞江でブル5を聴いた後、荻窪へ移動してで聴いたのは、昨年第3回公演で展覧会の絵とボレロを聴いた腕利きメンバーを集めた上手なオケの第5回公演で、メインはラフ2。

 まだ左程強くない雨の中、会場の杉並公会堂に到着、ただ前回もそうだったんですが、1階の傾斜が小さく天井の高いこのホールにおいて、響きの良い2階席が封鎖されていてガッカリ。

4月6日(土) 杉並公会堂
 久保田昌一指揮Orchestrada チャイコフスキー VnC、ラフマニノフ Sym2番
前半チャイコではオケの安定した弦セクションが印象的、ソリストはシカゴ響契約団員の渡辺りら、CSOと繋がりの深い指揮の久保田氏の縁か、後半ラフマニノフ開始前にはその久保田氏より口上があり、第3楽章の実演を交えつつ、この曲の旋律の裏の対旋律の意味を強調、実演も内声や対旋律にそこそこ光を当てた音作りで、再度音合わせ後の第3楽章のほどほどの叙情性が印象的、オケはどっしりした低弦に支えられた弦セクションや達者な木管など、どのパートも見事ながら、最後列にTp3,Tb3が並び、そのまん前にHr5本が横1列に並んだブラス陣の要所での吹きっぷりが見事で、終楽章コーダでの朗々たる響きは同曲でも1、2を争う感動度でした。アンコールには第3楽章後半、Clの名旋律が弦によって再帰する部分をもう1度。

 終演後外に出ると、かなり風雨は強まってきていて、荻窪駅までの4-500mでそこそこ濡れました。

 そして地元ターミナル駅に着いた深夜、遂に土砂降りになっており、自宅までのほんの1kmの自転車行で全身濡れ鼠に(笑)。

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