2013年4月16日火曜日

匠の人生経験 - 泡坂妻夫「砂時計」


 さっき巨人vs.阪神の応援に、と家に帰ってたんですがナイター中継無し、ただ驚くことに世界戦どころか日本タイトルですらないのにボクシングを中継してました。村田の話題性と井上の実力は確かに10-20年に1度のレベルとは言え、世界戦ですらゴールデンでは滅多に中継されないご時勢なのに。

 朝はそこそこ晴れてましたが、日中はほぼ曇り、風もまだ強く、最低は5度台とやや低め、最高の19度台はやや高め、道端に咲く黄色いタンポポにもう白い綿毛がかなり交じってきてます。

 本日はちょっと前に読んだ本から、巨匠の比較的近年(90年代前半?)の作品集です。

砂時計 泡坂妻夫
 紋章絵師や奇術師としての著者の経験を活かした人間模様が10編、ミステリー度は限りなく低く、かつ前半5編は似た色合いの話が続くため、氏の作としては例外的に読み辛かったです。真のマニアなら各編に籠められた匠の技を楽しめそうですが、自分の如き中途半端なマニアではまだまだでした。

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