2013年4月6日土曜日

嵐の前のブルックナー5番 - 野口剛夫&東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団

 気温は最低10度強、最高21度強と高め、早朝から不穏な雲行きながら午前中には日照もあり、本格的に降り出したのは夕方近くになってからでした。

 当初は午前練習、夕方アマオケの予定が諸事情あってテニスをキャンセル、ブルックナー好きの知人に導かれ午後にもう1つコンサートに行くことに。

 まず聴いたのはその存在が少し気になりつつも、チケット料金高めのためこれまで縁の無かった団体で、件の知人に無料招待サービスがあることを教わっての参戦、この公演は「東京フルトヴェングラー・フェスト2013」と題した3日間の催しの一環とのこと。

 会場の東部フレンドホールは定員350名程度の小さなホールで勿論初めて、と言うか最寄りの瑞江駅で降りるのすら初体験、開演2時の時点ではまだ降ってませんでした。

4月6日(土) 東部フレンドホール
 野口剛夫指揮東京フルトヴェングラー研究会管弦楽団 野口剛夫 神代の調べ、ブルックナー Sym5番
 最初は指揮者の自作で「君が代」をモチーフとした20分近い大オーケストラ曲、休憩なくブルックナーに突入、弦はやや不安定ながら緩徐部はまずまずの響き、Tp3、Tb4、Hr5のブラス群は小さくて響きがいいホールを活かして7-8分の吹きっぷりでも十分の迫力、終楽章ラストの高揚感はなかなかでした。指揮の野口氏は棒を使わずパウゼ多めながら全体的には比較的淡々とした進行、それでも最後は少しタメを作ったりもしていました。

 終演後外に出ると雨は降り始めており、誘ってくれたブルックナー好きに「今日の解釈はフルトヴェングラー風なの?」と訊くと「全然違う」とのことでした(笑)。

 2度と降りることのない可能性の高い駅ゆえ、駅前のBookOffを訪問、して掘り出し物を見つけた後、次のラフ2を聴くべく荻窪へ、続きは次の記事で。

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