2014年10月17日金曜日

ヴロンスキー&読響の質実剛健1番

 阪神うっかり連勝! で今日がメッセで明日が能見、あれ? もしかして、勝っちゃうかも。

 日中は何とか20度を超えてますが、このところ朝晩の冷え込みが強くなり、最低が10度を割り始めました。

 夜はヴロンスキー&読響の1番に急遽参戦、このコンビのマーラーは震災の年に某指揮者の代役で振った5番以来、あの時と同様、質実剛健サウンドに期待です。

 サントリーへ向かう途中に乗った銀座線では「冷房を使用しています」の車内アナウンス、上下背広のサラリーマン以外はほぼ全員が薄手ながら防寒着を羽織ってる時節なのに…、間違ってます、この国。

10月17日(金) サントリーホール
 ペトル・ヴロンスキー&読響 スーク 弦楽セレナーデ、マーラー Sym1番
 前半はスーク弦セレ、たぶん実演は初めて、ヴロンスキーは曲想によって棒の有無を使い分け、指揮台を用いないため、使わない時棒を何処に置くの?と思ったら右脇のVla奏者の譜面台に挿してました。後半お目当てマーラー、デフォルメやアク少なく、テンポの揺れも流れを乱さない範囲、でも歌う所はそこそこ歌い、鳴らす所はがっつり鳴らして期待通りの剛健な響き、第1楽章最後にサウンドが一気に巨大化する部分のスケール感と終楽章コーダ前の下降音型でのスローダウンだけ大袈裟だったのが印象的、ブラスはTp5,Tb3,Hr6(+専業の補助Tb1)、美音のTpトップが高らかに吹き、ブラス全体でも分厚い鳴り、弦も重心低い響き、最後は楽譜通りHrと補助のTb、Tp(4thと兼業)が起立、豪快にフィニッシュ、事前放送の「拍手は棒を下してから」の影響か、拍手喝采が軽く起き、いったん静まって、また盛り上がる、と微妙な感じでした(笑)。

 マーラーでも第3楽章は棒を使わずVlaの譜面台に挿していて、「終楽章はアタッカなのにいつ回収するんだろう?」と気にはしていたんですが、そこはボケ老人、うっかり見逃して、気が付けば終楽章に入る前に手にしていました。

 毎回注目の終楽章ファンファーレの早業ミュート着脱、Tp,Tbとも単独でこなしていました。

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