2014年10月27日月曜日

メータ&IPOのライトな5番

 うーん、甲子園で連勝出来んかったのは痛い、福岡で1試合は勝たんといかんのはシンドイし(予定では2勝→3敗→2勝だったので…)。

 25度まで上がる予報だったのに23度に届かず、それでも半袖半ズボンでOKな日和、今のキャンパスでは季節外れのタンポポが咲き、壁打ちで訪れた前のキャンパスでは今年もツツジが狂い咲きしています。

 夜は東京に出てメータ&IPO芸劇公演、当初は最安席が取れず、29日の苦手なNHKホール公演に参戦予定でしたが、直前にヤフオクGETしての急遽参戦。

 ただ都民劇場なので文化会館、の筈なのに改修工事?のためか芸劇、ってのが(こと貧民席で比較すると)残念なところ。

 このコンビのマーラーは6番、7番1番と聴いてきましたが、基本お上品で余り感心せず、また以前の6、7番の時の経験から前座はシューベルトだとばかり思ってたんですが(NHKホール公演ではそう)、ヴィヴァルディとモーツァルトだったので驚き! ま、「かなり苦手」から「凄く苦手」に変わっただけですが…。

10月27日(月) 芸術劇場
 ズービン・メータ&イスラエルPO ヴィヴァルディ 「調和の霊感」第10番、モーツァルト Sym36番、マーラー Sym5番
 最初はヴィヴァルディ、ソリスト4名とチェンバロが女性で、他は全員男性です。続くモーツァルト、オケは対向配置、文化会館の5階で聴くと潤いと艶のあるIPOの弦が芸劇の外野席で聴くと冷たくてシャープな響きに感じます。
 後半マーラーはHr7,Tp4,Tb3、Tpソロは過去最高に軽ーい吹きっぷり、髭のHrトップは激ウマ、だけど見せ場以外ではやや雑、Tbトップはまずまずの色気、メータの音作りもTpソロと同じく軽め、いつも通り弦を消さない範囲にブラスを抑え(と言うか今回はTbのffやsfの部分をmfで吹かせるなどやり過ぎの感あり)、時たま粘ったりもすれど基本はやや速めでどんどん流れます、弦の見せ場の第4楽章でも頑張って弾く気配無し、一方第3楽章や終楽章など弦の速いパッセージでの水際立ったサウンドはさすが、終楽章クライマックスのコラールで初めてブラスが8分程度に吹いて盛り上がりました、が(楽譜上はその箇所より吹かなければいけない)その一つ前の盛り上がりでは何と6分程度の吹き!アンコールは"カヴァレリア・ルスティカーナ"間奏曲で弦の美しさ満開、このオケの方向性を示し、かつ5番とライトモティーフ(タタタター)が共通する絶妙の選曲。

 まるでキャパ1000人程度の小さめホールでうるさくならない様に調整したサウンドみたいでした。

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