2012年1月21日土曜日

賞を逸したデビュー作は絶妙タイトル - 黒川博行「二度のお別れ」

喜ばしいニュース:「容疑者Xの献身」エドガー賞候補に
獲っちゃったら大ニュースです、ノミネートだけでも凄いけど。

 本日は大寒、それに相応しく朝から氷雨、昨日と同様零度は下回らない代わり日中も5度に届かず、今日は午前と午後、都内2箇所で終日のテニス予定、まず午前中はオムニコートだったのでみぞれ交じりの雨の中でもプレー、ただやっていたのは自分達だけでした。

 しかし午後はハードコート、しかも雨脚が若干強くなったこともあってあっさり中止、暇になったので安価入手が叶わず見送る予定だったハーディング&新日のマーラー9番の様子見にトリフォニーへ。

 チケットは完売とのこと、折角来たんだから、と「入り口で物欲しそうな顔でウロウロしてチケット余った人から恵んでもらう作戦」、にトライ、声を掛けてくれた人はいたんですが皆SかAで商談成立せず、すごすごと退却しました。

 帰り道、無線LANの入る北千住駅前のマックに寄り100円で長居して、シャラポワの全豪OP1、2回戦をダウンロード(でもMegauploadに揚がったものは全て滅却(涙))、さっき見終わりましたが、今回のウェアは、いや、プレーもまずまず。

 本日は最近読んだ本から、帰省時に読んだアンソロジーに載っていた著者の短編とコメントが面白かったので、数作読んでみることにしました。まずはこのデビュー作、'83年の第1回サントリーミステリー大賞に応募し、大賞は逸したものの佳作に入選、翌年刊行された作品です。

二度のお別れ 黒川博行
 銀行強盗から身代金誘拐へと発展する事件にその後シリーズキャラとなる警察2人組が挑みます。警察小説のスタイルを取りつつクライムサスペンスの味わい、少しユーモアのある筆致、そして巧緻な犯罪の仕掛けなどなかなか、最後にその意味が明らかになるタイトルが秀逸。

 明日はアマオケでラフ2です!

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