2013年10月24日木曜日

世評の高いシリーズ、第1作はハードボイルドの王道 - マイクル・コナリー「ナイトホークス」

 おえぇ、阪神やっぱ1位抽選、外れ1位抽選と続けて敗北(涙)、昨年ン十年振りに変わった流れは続かなかったか…。
<追記> いやいや、外れ外れ1位の抽選には勝利!岩貞を獲得!しかも近年抽選勝ちまくりの日ハム相手の勝利!


 昨夜の「SPEC 零」、早見優には笑いました、あとスケバン刑事への親子の流れも。

 相変わらずゆっくり近付くアベック台風、影響が徐々に顕在化しほぼ終日の雨、気温も最低14度弱、最高16度とほぼ終日15±1度、午前中は小雨ながら丁度昼休みは雨が途切れて壁打ちが出来てラッキー、午後からは徐々に雨脚が本格的に。

 本格、中でもパズラー至上主義なので、ハードボイルドは苦手、よってマイクル・コナリーは世評が高くても避けてきました。ただ最近異なる2箇所で「コナリーはディーヴァーと並んで近年本格最大の収獲」的な表現を目にして、ディーヴァーは本格じゃないんだけど(笑)と思いつつも、要は本格マニアも喜ぶ"伏線とどんでん返しに満ちた作風"って意味だろう、と解釈、ならば食わず嫌いはイケナイ、とここ1-2年コツコツと100円棚で買い溜めてきました。

 でこの夏、扶桑社から出ている初期作は全巻揃ったので、この秋の課題図書に。

 まずはこの処女作、読み始めたのはスペイン出張から帰った頃、奇しくも主人公の名前がプラド美術館で見たばかりの絵の作者と同じ(と言うか因んだもの)でちょっと驚き、シンクロニシティ?って大袈裟か。

ナイトホークス マイクル・コナリー
 主人公はベトナム体験が影を落とす1匹狼の刑事、事故死と思える事件の背後に潜む大きな企みを自分の過去と向き合いながら暴いてゆきます。設定的には警察小説ながら、終盤はまさにハードボイルドの王道、と手を打ちたくなる展開、期待のツイスト部分はまずまずながら、伏線としては振り返ってみて成程、と言うより不審に思う点の方が多い気も。

 この邦題も悪くは無いとは思いますが、原題の「ブラック・エコー」の方がいいと思います。それ以外にも何となく、訳が所々ヘン。

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