2013年10月29日火曜日

シリーズ第4作はルーツを辿って一区切り - マイクル・コナリー「ラスト・コヨーテ」

 注目していた「変身インタビュアーの憂鬱」はミステリー色薄めの方向に行きそうで残念、代わりに数話分一気録画視聴した「クロコーチ」は先を読ませない展開で今後も面白そうです。

 曇りのち雨、朝の最低8度台とほぼ平年、日中の最高は16度と低め、週末コタツうたた寝でひいた風邪、鼻水は現状維持で咳が増加、と更に快方モード。

 昼休みは同僚との週一テニス、に出ようとした瞬間、強い雨、であっさり中止、ただ間も無く小降りになったので、小雨の中壁打ちはしっかりやりました。

 先週は共に10個程度の花を付けやや復活気味だった構内の紫フヨウ(ムクゲ)ですが、早く咲いた方の樹はまたも花が1-2個と風前の灯状態に。

 本日も秋の課題図書、M.コナリー作品から、ボッシュが遂に自分の生い立ちに関わる謎に挑む第4作にして、1996年度「このミス」第7位作品。

ラスト・コヨーテ マイクル・コナリー
 ボッシュは上司とモメて停職中、それを機に自身のルーツたる母の死と向き合い独自捜査へ、立場上更に私立探偵色高まり、どんでん返しの余地の無さそうな展開に仕掛けたサプライズは鮮やかですが、フーダニット的妙味は前作より弱め、これで第1作からの懸案事項はほぼ解消し、シリーズの区切りとなる作品であることは間違いありません。

 明日はムーティのヴェルディです!

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